...下からまともにいつまでも覗かせるのだと云うじゃありませんか...
芥川龍之介 「妖婆」
...まともな世間じゃあ...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...まともに正視することが出来なかったゝめに...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...初夏の風をまともにガソリンカーで・しげる葉の...
種田山頭火 「其中日記」
...まともに朝日があたたかく...
種田山頭火 「其中日記」
...驚怖にうたれ一人も之をまともに眺め得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...私はまともにじっと彼女を眺めてやった...
豊島与志雄 「道化役」
...人生の意義をまともに認める場合さえある...
夏目漱石 「それから」
...――彼奴(あいつ)の云う事を真向(まとも)に受けていると...
夏目漱石 「明暗」
...織(はた)結びとか?」「そんなまともな結び方なら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まともな仕事が出來ねえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どういう次第で……」まともに顔をふり向けると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...みんながもとの様に正面向(まとも)に身体を直した...
平出修 「夜烏」
...なぜなら構成的手法または技巧はたいていの場合自己の思想や感情のまともな表現を害ふものであるから...
三木清 「日記と自叙伝」
...たっぷりした午後の光をまともに受け...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...誰も工藝をまともに見...
柳宗悦 「工藝の道」
...まともに見る想いがあったであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...人の顔をまともに見ることはなかった...
山本周五郎 「さぶ」
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