...私はさう云ふ生田さんの惑乱した姿をまともにはとても見てゐられないやうな気がします...
伊藤野枝 「編輯室より(一九一五年二月号)」
...まともには龍一の面(かお)を見ることも出来ないやうに片身のせまいおもひをつのらして...
伊藤野枝 「惑ひ」
...まともなことを正直に僕に訴えて見給え...
太宰治 「虚構の春」
...ちょうど真正面(まとも)にその光線の方へ向って走っている庄造は...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...まともに主人の顔を正視した者は一人もなく...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
......
種田山頭火 「行乞記」
...雀よ雀よ御主人のおかへりだ(緑平老に)香春をまともに別れていそぐ別れてきた荷物の重いこと別れてきて橋を渡るのである靄がふかい別れであつたひとりとなつてトンネルをぬけるなつかしい頭が禿げてゐた(緑平老に)・塵いつぱいの塵をこぼしつゝゆく石をきざみ草萠ゆる若葉清水に柄杓そへてある・住みなれて筧あふれる・あるけばきんぽうげすわればきんぽうげ□・衣がへ...
種田山頭火 「行乞記」
...之をまともに確(し)かと見て...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「これはね――」お銀様は行燈(あんどん)の方へまともに面(おもて)を向けて...
中里介山 「大菩薩峠」
...わが現在の存在をも失うに至るべしとの恐ろしさが彼らを真向(まとも)に圧迫するからである...
夏目漱石 「マードック先生の『日本歴史』」
...正面(まとも)の人間とは思われません...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...村山知義(むらやまともよし)さんも古い一人だ...
林芙美子 「落合町山川記」
...まともな名前なら島だろうが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...」真当面(まとも)にじいやに顔をのぞき込まれるのがいやなので...
水上滝太郎 「九月一日」
...まともな据えかたにおいて処置し...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大体はまともな記述をしています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかし小島の小母さんは、まともに、ぼくの顔を凝(じっ)と見つめて「ほんに、そうだろうね、ああ、よく分ってるわよ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...我々一人一人の脳裏にまともな頭の持ち主ならとても口にできない種類の放縦な推測が巡っていたことなどないと断定する程ナイーヴにはなれない...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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