...始めてまともに葉子を見た...
有島武郎 「或る女」
...まともな職はなかった...
梅崎春生 「狂い凧」
...いやしくも三浦平六兵衛尉義村さまともあらうお人を...
太宰治 「右大臣実朝」
...まともには聞いて居られません...
太宰治 「新ハムレット」
...まともな小説を書けよ...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...・まとも木枯のローラーがころげてくる・によきと出てきた竹の子ちよんぎる(改作)今日の行乞所得一...
種田山頭火 「其中日記」
...まともに彼に向ひ來(く)る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...まともに坐ることが出来ないのであつた...
原民喜 「小さな村」
...Kの両眼をまともに見ていた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...不幸なことに風はまともにのほうへ吹いています...
久生十蘭 「手紙」
...殴りどころはちゃんと知ってやがらあ! まともに背中は殴らないで急所ばかり狙って...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...とてもまともな資本家に見えない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...相当まともに鞭を入れていたようだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...彼はまともに相手の顔を見て物を言ふことすら出来ない位ひの話下手で...
牧野信一 「三田に来て」
...まともな道を日々ちゃんちゃんと踏んで生活して来ていないから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...久六の投げた火鉢をまともに喰ってうづくまる...
山中貞雄 「森の石松」
...万三郎はその光りを真面(まとも)に受け...
山本周五郎 「風流太平記」
...私の顔を真正面(まとも)に見得ないらしく...
夢野久作 「冥土行進曲」
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