...確かに私と真正面(まとも)に顔を合わせながら...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...まともな人間ばかりである筈はなく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まともに里子の顔を見る事が出来ない...
林芙美子 「瀑布」
...まともに竜太郎の眼を瞶めていた...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...彼らはそれをまともに【外套】とは呼ばないで...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...まともなものをやりたがる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...まともにぶっ突かって来そうになったことなどもありました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...まともな商売じゃないようだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...ギラギラとした逆光線をまともに面上に享けて...
牧野信一 「南風譜」
...そして時々彼等の視線を私はまともに感じたが...
牧野信一 「病状」
...互にまともな結婚もなかなかできない下級サラリーマンとウーマンとが...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...あたしにまともに話してくれるんだもの...
室生犀星 「汽車で逢つた女」
...まともな眼をもっていない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まともに考えてみるべき時期ではないかと思う...
柳田国男 「海上の道」
...きっといまに頭もまともになるだろう...
山本周五郎 「季節のない街」
...まともな仕事をしなくちゃあいけないんじゃあないか...
山本周五郎 「へちまの木」
...まともにこの女の手にかかったら嘘と知りつつパパにされてしまうかも知れない……と気が付くと...
夢野久作 「暗黒公使」
...まともな理性などもう殆ど残っていなかった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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