...この妖術をかけられた地方につきまとう主領の精霊で...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...大幻術の摩登伽女(まとうぎゃにょ)には...
芥川龍之介 「俊寛」
...あまり柄がよくないように思われている――がつきまとうのであっては...
石川欣一 「可愛い山」
...「神」なる語や牧師のまとう犬の首輪(カラー)に先んじて...
ジョージ・オーウェル George Orwell The Creative CAT 訳 「詩とマイクロホン」
...裳は女子の腰部にまとう衣服...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...それらは少なくともやもめの「自然」が身にまとう格好な服〔「雑草」の意もある〕である...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...うさん臭い日蔭者の気配がつきまとうのです...
太宰治 「人間失格」
...さすがに其処も奥御殿の座敷に附きまとう森閑(しんかん)とした廣さの感じがするのである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...しかしこういう選挙制度にいつも付きまとう弊害を防止するためにはこれらの記者の地位を決して物質的に有利なものにしてはならない...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...「まとうものなく...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...始めと終わりとがつきまとう意味深い特質をもったこの人間の全宿命が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...次にはまとうを描いてみた...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...この場合にはそれではなくちゃんとまとうの皮の上に着いている色なのである...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...ふとい棒縞のパジャマをまとうている...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...だがダイヤの目をした偶像など豪奢なものはそこに見えぬ――華やかな宝石まとう死人もまた墓から波を招いたりせぬ...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...必ずしもこれをまとう者をヘール〔腰ぬけ〕にはしないのである**...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それに命松丸は、きれいな姉でも持ったように「お藤さん、お藤さん」と、つきまとう...
吉川英治 「私本太平記」
...伏兵がつきまとうのは...
吉川英治 「新・水滸伝」
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