...霧はまたまっ白い波になって...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...まっ白い雪がキラキラ光っていました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...まっ白い兎が驚いて逃げて行った...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...手がつめたい」と言って二本のまっ白い手を湯の中へ入れる...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...天竺(てんじく)もめんのまっ白い前掛(まえか)けして...
伊藤左千夫 「箸」
...やがてまっ白い角封筒を...
海野十三 「爆薬の花籠」
...まっ白い歯をむきだして笑った...
太宰治 「猿ヶ島」
...このまっ白い顔をしただぶだぶな服を着た人からは...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...まっ白い大きな頭巾(ずきん)を着た尼さんが袋をさし出している...
寺田寅彦 「先生への通信」
...まっ白い内障子に...
外村繁 「日を愛しむ」
...なまっ白い額に柔い髪の毛が垂れかかっていた...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...美しい大きなまっ白い足先と...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その下からまっ白い髪の毛が少し見えていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...見せて」まっ白い左腕をさすりながら...
火野葦平 「花と龍」
...無帽の頭は五分刈で、まっ白い...
火野葦平 「花と龍」
...まっ白いしぶきが...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...その中をまっ白い道が一直線に突っ切っているっきり...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...あのなまっ白い女形(おやま)がなんだって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
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