...まっとうにしていたんじゃ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...その主な目的は人間を善くそしてまっとうに装うということではなく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...あの男は今後まっとうに生きるだろう...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「蒼炎石」
...まっとうに見られないとは二十人に余る一族として...
富田常雄 「面」
...ただまっとうに「攘夷」の素志があるというだけですでに厄介な代物だった...
服部之総 「新撰組」
...石口十兵衛は、まっとうに受け、この日ごろの労苦のせいか、ひどく落ちくぼんだ老いの目に、にわかに涙をみなぎらせながら、「これが始めての御面識...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...一つとしてまっとうに行ったか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...かえってきまりが悪いような気がしてきてますますまっとうにみんなの顔なんか...
正岡容 「小説 圓朝」
...それでもはじめの二日ばかりはまっとうに噺を喋っていたものだが...
正岡容 「わが寄席青春録」
...まっとうに文覚那智山の荒行のごとく自分自身を責め...
正岡容 「わが寄席青春録」
...まっとうに暮して来ていた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...苦しむ人間性をまっとうに評価するひとと自分への責任がある...
宮本百合子 「傷だらけの足」
...集団化がねえ!」「思うに『貧農組合』は貧農をまっとうに書いていねえ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...ふつうの人間なら誰しもまっとうに生きたいだろう...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...女がまっとうに生きようと思えば...
山本周五郎 「さぶ」
...それで世の中がまっとうにゆくと思うか...
山本周五郎 「ちゃん」
...憚りながらこれでも辻駕を担いでまっとうに食ってるんだから...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...しょせんまっとうにやっていける世界じゃあねえ...
山本周五郎 「へちまの木」
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