...自然の大叫喚‥‥そのまっただ中にたよりなくもみさいなまれる君たちの小さな水船‥‥やっぱりそれだけだった...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...しかし彼はその頃鮮烈な生のまっただ中にいた...
梅崎春生 「幻化」
...火星の宇宙艇のまっただ中にとびこんでいく...
海野十三 「火星兵団」
...見しらぬ世界のまっただ中へとびこんだひとりぼっちの心細さ――というようなものが...
海野十三 「三十年後の世界」
...この大歓楽境のまっただ中...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...どうして……そんなことがあり得るのでしょうか」「あの遠州灘のまっただ中に...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...広漠たる幸運の平野のまっただ中で...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...コレラ患者のまっただ中で...
火野葦平 「花と龍」
...一路ビスケイのまっただ中へさしかかる...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...きっとお胸のまっただ中を射ぬいたことであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...スティルポンがこの祖国の大災害のまっただ中に平気な顔で澄ましているのを見て...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしは火の出るような論戦のまっただ中において...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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山村暮鳥 「或る淫売婦におくる詩」
...そのような時代のまっただ中に...
夢野久作 「暗黒公使」
...排中律のまっただ中に泛(うか)んだ...
横光利一 「微笑」
...先陣のまっただ中に押進み...
吉川英治 「上杉謙信」
...何ものの障害もない枯野のまっただ中に起たせて...
吉川英治 「御鷹」
...この忙しい天正十三年のまっただ中で...
吉川英治 「新書太閤記」
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