...自然の大叫喚‥‥そのまっただ中にたよりなくもみさいなまれる君たちの小さな水船‥‥やっぱりそれだけだった...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...見しらぬ世界のまっただ中へとびこんだひとりぼっちの心細さ――というようなものが...
海野十三 「三十年後の東京」
...この大歓楽境のまっただ中...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...彼はクリスト教オルソドックスのまっただ中に生き...
高村光太郎 「(私はさきごろ)」
...こうした屈辱のまっただ中で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ほのおのまっただ中をつっきると...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...東京のまっただ中に...
橋本五郎 「地図にない街」
...真っ黒な流れのまっただ中にいた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...一路ビスケイのまっただ中へさしかかる...
牧逸馬 「戦雲を駆る女怪」
...そのような時代のまっただ中に...
夢野久作 「暗黒公使」
...この唯物文化のまっただ中に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...排中律のまっただ中に泛(うか)んだ...
横光利一 「微笑」
...先陣のまっただ中に押進み...
吉川英治 「上杉謙信」
...何ものの障害もない枯野のまっただ中に起たせて...
吉川英治 「御鷹」
...ついに敵のまっただ中へ躍り込み...
吉川英治 「新書太閤記」
...この忙しい天正十三年のまっただ中で...
吉川英治 「新書太閤記」
...かならず敵のまっただ中に駈け入っておろうぞ」別れにのぞんで馬上から彼はもう一度こう本軍を励ました...
吉川英治 「源頼朝」
...お相手いたそう」いの字ヶ原のまっただ中に...
吉川英治 「宮本武蔵」
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