...まっすぐにジーキルの家へ走らせた...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...まっすぐに後檣(ミズンマスト)山の方へ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...」幸吉は、私と卓を挾(はさ)んで坐ってから、天井を見上げたり、ふりかえって欄間を眺めたり、そわそわしながら、そんなことを呟いて、「おや、床の間が少し、ちがったかな?」それから私の顔を、まっすぐに見て、にこにこ笑い、「ここは、ね、僕の家だったのです...
太宰治 「新樹の言葉」
...彼の前にある道をまっすぐに行った...
種田山頭火 「道〔扉の言葉〕」
...彼女は言い直した)――青年のくせに――感じたとおりをまっすぐに言わないなんて...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...まっすぐに落(お)ちます...
豊島与志雄 「風ばか」
...まっすぐな小さな鼻――フランスのある古い肖像画家がいみじくも言ったとおり...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人をまっすぐに天国に導くためのものであって純白なる主の祈りと称せらるる次の祈祷(きとう)が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ネルロはまっすぐに粉挽小屋へかけつけて...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...道路はどこもだいたい真直(まっすぐ)になっていて...
中谷宇吉郎 「ウィネッカの秋」
...議会からまっすぐかけつけて来てから...
火野葦平 「花と龍」
...階段をまっすぐに昇っていらっしゃい...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...古賀政男が演舞場へ迎へに来る約束だったが来ないので、まっすぐ帰る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...主 そうだな、こう、まっすぐに、一本の点線を雪の面(おもて)にすうっと描いたような具合に、林のへりなぞをよく縫い歩いているのだがね...
堀辰雄 「雪の上の足跡」
...遠くの煙突から細い煙が真直(まっすぐ)に騰(のぼ)っていた...
松本泰 「秘められたる挿話」
...道はまっすぐであったから...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...けれども先方はまっすぐに近よって来...
山本周五郎 「青べか物語」
...甲斐のその動作は、暗くてわからない筈であるが、宇乃は静かな足どりで、まっすぐに来て、ひろげられた両手の中へ、やわらかに身をすりよせた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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