...両手をまっすぐ前につきだして...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...吾々はボートの舳(へさき)をまっすぐに上陸地に向けた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...まっすぐを見つめたまま...
太宰治 「古典風」
...」幸吉は、私と卓を挾(はさ)んで坐ってから、天井を見上げたり、ふりかえって欄間を眺めたり、そわそわしながら、そんなことを呟いて、「おや、床の間が少し、ちがったかな?」それから私の顔を、まっすぐに見て、にこにこ笑い、「ここは、ね、僕の家だったのです...
太宰治 「新樹の言葉」
...真直(まっすぐ)にこっちへ向いて歩いている...
田中貢太郎 「月光の下」
...だんだん延びてまっすぐになって来た...
寺田寅彦 「柿の種」
...まっすぐに院長のところへおもむいた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...自分ではまっすぐに歩いてるつもりでも...
豊島与志雄 「風ばか」
...彼女はまっすぐな硬(こわ)ばった姿勢で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただあの塔が真直(まっすぐ)に立っている場合よりも...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...この女はすなおな足をまっすぐに前へ運ぶ...
夏目漱石 「三四郎」
...女将はこちらをまっすぐ見ようとせず...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...ハネると入浴してまっすぐ帰る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...天の子供らはまっすぐに立ってそっちへ合掌(がっしょう)しました...
宮沢賢治 「インドラの網」
...せなかをまっすぐにして環からはなれて...
宮沢賢治 「鹿踊りのはじまり」
...まっすぐ切り立った壁(かべ)と...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...山の上から麓(ふもと)ちかくまで殆んどまっすぐに掘られていた...
山本周五郎 「風流太平記」
...甲斐はまっすぐに大条兵庫を訪ね...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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