...河原(かわら)の石の上には霜が真白(まっしろ)に下(お)りていました...
秋田雨雀 「三人の百姓」
...髪の毛が真白(まっしろ)でね...
泉鏡花 「悪獣篇」
...撓(しな)った片手は二の腕まで真白(まっしろ)に露呈(あらわ)で...
泉鏡花 「薄紅梅」
...真白(まっしろ)な線を...
泉鏡花 「婦系図」
...真白(まっしろ)な水柱(みずばしら)が...
泉鏡花 「海異記」
...真白(まっしろ)く細き手の指の...
泉鏡花 「海城発電」
...ぴんとはねあがったまっしろな口ひげ...
江戸川乱歩 「影男」
...まっしろな肉をそのまま焼いて食うらしいし...
高村光太郎 「山の秋」
...紅いくちびるからまっしろな糸切り歯がちらとのぞいています...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...あの屋敷にはからみついとりますのじゃ」と長いまっしろい髯(ひげ)をそよがせながら...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...丸髷に結って真白(まっしろ)に塗った美しい若い婦人である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...殊更(ことさら)に大学の艇庫(ていこ)の真白(まっしろ)なペンキ塗の板目(はめ)に反映していたが...
永井荷風 「すみだ川」
...腰(こし)をかがめてまるい顔をまっしろな雪におしあてました...
新美南吉 「子どものすきな神さま」
......
原民喜 「ペンギン鳥の歌」
...木曾のまっしろな山々がくっきりと見え出してきた...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...そして右の手をツとふところに入れてまっしろなやわらかい胸の中ににぎって居たお女郎ぐもをはなした...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...歯は真白(まっしろ)だが口の香が甚だ臭いとまでいっている...
柳田国男 「山の人生」
...老婦人はもう髪の毛は真白(まっしろ)であった...
モーリス・ルプラン 菊池寛訳 「奇巌城」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??