...而(しか)してその区々(まちまち)な表現の価値を定めるものも科学の場合とは無論一様でない...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...ところが、その再軍備の方法について、諸説まちまちで、一向に纒っていない...
豊島与志雄 「擬体」
...お帰りはまちまちで...
豊島与志雄 「花子の陳述」
...教え方がまちまちなのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...室(へや)の広さはまちまちで...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...全くみえないというのではなくて物象は映っていて焦点が左右まちまちでコントロールがきかないというのは至って不安な状態です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかし諸書の記載が区々(まちまち)になっていて...
森鴎外 「渋江抽斎」
...ますます見方が区々(まちまち)で統一を保つことが困難なのです...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...そうでなくても地形が区々(まちまち)で...
柳田國男 「地名の研究」
...土地によってややまちまちになっているのは...
柳田国男 「母の手毬歌」
...その材料は土地ごとに甚だ区々(まちまち)で...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ただ人間が彼等の存在に注意し始めた機会が区々(まちまち)であって...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...真相のところは諸説まちまちで...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...評議が区々(まちまち)になっていたが...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...不良少女の服装と着こなし方不良少女の服装はまちまちで...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...藩論区々(まちまち)にわかれ...
吉川英治 「三国志」
...とする異説などまちまちである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...記載のまちまちなのは実におかしい...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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