...彼は人間の市々(まちまち)に来た...
ロード・ダンセイニ Lord Dunsany 松村みね子訳 「人馬のにひ妻」
...借家の家主もまちまちだったので...
豊島与志雄 「絶縁体」
...宿にいる人たちの評判は区々(まちまち)です...
中里介山 「大菩薩峠」
...街々(まちまち)の灯は華(はな)のようにちらめいて...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...街々(まちまち)を練り歩いて...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...女工達の間にはまちまちの論議が噴出した...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...生死もまちまち...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...原因動機が区々(まちまち)になっているから...
柳田國男 「地名の研究」
...これに宛てた文字は金塚・金井塚等区々(まちまち)であるが...
柳田國男 「地名の研究」
...江戸の街巷(まちまち)をわきたたせ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...不良少女の服装と着こなし方不良少女の服装はまちまちで...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...階級が区々(まちまち)で...
吉川英治 「脚」
...その力は区々(まちまち)に分裂されてしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...巷間(こうかん)、噂まちまちで、変な揣摩臆測(しまおくそく)も行われているからだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...薄暗い密議まちまち...
吉川英治 「新・水滸伝」
...記載のまちまちなのは実におかしい...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...異論まちまちという所へ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...区々(まちまち)な軍議に暮れてしまった...
吉川英治 「源頼朝」
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