...公子 ああ、まだるっこい...
泉鏡花 「海神別荘」
...彼は直覚的に彼の「食を求める」道はこんなまだるっこいことではいけない思ったから...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...何てまだるっこいことだろう...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...そんなまだるっこいことをするよりも...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...恐縮とか痛みいるなどの言葉もまだるっこい...
太宰治 「作家の手帖」
...ただ少しまだるっこいだけである...
太宰治 「葉」
...文化の力によって生活を豊かにする途をまだるっこいと斥けて...
永井隆 「この子を残して」
...間接のまだるっこい画など描かずに...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...十法なんてそんなまだるっこいことでどうするもんですか...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...まだるっこい語りでしたね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...へんな心持だな」とさぶがまだるっこい調子で云った...
山本周五郎 「さぶ」
...「岡安さんは」とさぶはまだるっこい口ぶりで続けた...
山本周五郎 「さぶ」
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