...またもや、ドカーンと物凄(ものすご)い音がして、山小屋がグラグラとゆれたかと思うと、東の窓がパッと明るくなった...
海野十三 「少年探偵長」
...またもや照準を定めて...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...鳴りをひそめていた結核菌がまたもや活躍し出したのである...
高見順 「いやな感じ」
...またもや兎の庵にのこのこ出かける...
太宰治 「お伽草紙」
...」またもや要らない事を言ってしまって...
太宰治 「パンドラの匣」
...一同またもや寄り集まって...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...「お待ちなさい!」とまたもやヴェリチャーニノフは叫んだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...またもやにわかにさえずりだした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...またもやこの事件は迷宮に入ってしまい...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「鼻」
...またもやまじろぎもせず射るやうな視線を私に注ぎながら...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...またもや、夢見るがごとき表情が女の顔に漂い、もう男の眼には狂気で苦しむ女じゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...「血(ち)の脅威(テラア)」――ジャアナリズムはいちはやくこの連続的犯行をこう命名していた――が、またもやこの夜、貧窮と汚毒(おどく)と邪悪のイースト・エンドを訪れるのだ...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...またもや他の男に彼女を渡すのではあるまいか...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...これでは共公事業の発達せんのも無理はないね」とまたもや例によっての長広舌...
村井弦斎 「食道楽」
...またもや別の君主をかつぎあげる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...」こう考えたときニールスは、またもや、じぶんがちっぽけで弱(よわ)い者になっていることをすっかり忘れていました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...物を撃つような音がまたもや三度きこえたかと思うと...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...またもやぶるりと身をふるわし...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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