...「それがまたね、いつものとおりに金時(きんとき)のように首筋までまっ赤(か)ですの...
有島武郎 「或る女」
...それじゃまたね...
太宰治 「チャンス」
...またねり薬をこしらへにかゝりました...
豊島与志雄 「シロ・クロ物語」
...専門家をまたねば分らぬが...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...それを統一的理論によつて説明するためにはニュウトンをまたねばならなかつた...
平林初之輔 「政治的價値と藝術的價値 マルクス主義文學理論の再吟味」
...そりゃまたねずみだ 胸どっきどき...
ロバアト・ブラウニング 楠山正雄訳 「魔法の笛」
...当時の参議副島種臣(そえじまたねおみ)氏はこれを閲読して...
穂積陳重 「法窓夜話」
...その辺り一帯はまたねむの大樹がいと多く涼風裡に美しく葉裏をひるがへしては常に遊客の目を喜ばせた...
正岡容 「山の手歳事記」
...むねに万巻のたくはへなく心は寒く貧くして曙覧におとる事更に言をまたねば...
正岡子規 「曙覧の歌」
...犬たちとジョリクールもまたねむっていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...今日はこれだけでまたね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...源氏は独(ひと)り笑(え)みをしながら又寝(またね)をした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...源氏は又寝(またね)をしながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それは恥ずかしくまたねたましいことである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...またまたねこんでしまいました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「いさましい ちびの仕立屋さん」
...現実の問題はまたね」「みんぞくせえはたいしたことないと思うな...
山本周五郎 「季節のない街」
...「またねだりごとか」――涌谷(わくや)(伊達安芸)ともめ事が起こったそうでございます...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その武力は尊氏の協力をまたねばならない...
吉川英治 「私本太平記」
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