...そのまた首の左右には具足をつけた旗本(はたもと)が二人いずれも太刀(たち)の柄(つか)に手をかけ...
芥川龍之介 「古千屋」
...また東京へ歸つてからも...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...坪井博士(つぼゐはかせ)や八木氏等(やぎしとう)の著書(ちよしよ)、東京人類學會雜誌(とうきやうじんるゐがくくわいざつし)及(およ)び考古界等(かうこかいとう)を讀(よ)み、又(また)、水谷(みづたに)、谷(たに)、栗島(くりしま)諸氏(しよし)と各所(かくしよ)の遺跡(ゐせき)を發掘(はつくつ)するに至(いた)つて、益々(ます/\)趣味(しゆみ)を感(かん)じて來(き)た...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...「何だろう?」脱ぎ捨てた草履をまた引掛けて...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...また大蔵省が税務官吏に対し鉱毒加害による地租免税に関する訓令を発して検査処分を命じたことも...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その作家の作品の大半をまた読み直してみて...
太宰治 「津軽」
...武男はまた千々岩の名刺を打ちながめぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...球台(たまたい)...
南部修太郎 「文壇球突物語」
...あいつはまた地面の底から...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...この三派(みつまた)の片岸(かたぎし)...
長谷川時雨 「花火と大川端」
...アマーリアがまた部屋にもどっているのに気づいた...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...今はまたそれは何らかの仕方でマルクス主義と交わることによって...
三木清 「マルクス主義と唯物論」
...ゆたんぷ入れていくらか暖めて眠りかけながら又候(またぞろ)あれこれ御思案中をやっていたらばね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...またある時はどうしてもそこを通らねばならぬ廊下の戸に錠がさされてあったり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...また盤をつきつけた...
吉川英治 「三国志」
...また先の者が見えなくなる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...山陰と山陽を結ぶ交通路としても――また応仁以来の群雄が拠(よ)る絶好な城塞地(じょうさいち)としても...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...それに今はまた、これぞといって、先を急ぐ何事も心にはないし――牛の歩みも遅いと思わなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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