例文・使い方一覧でみる「ませた」の意味
スポンサーリンク...戸沢はちょうどジキタミンの注射をすませた所だった... 
芥川龍之介 「お律と子等と」
...あの怪しげな天狗法師などに姫君の御顔を拝ませたく無い...
芥川龍之介 「邪宗門」
...夕飯のときの御飯をすこしずつポケットに忍びこませた...
海野十三 「鍵から抜け出した女」
...「おう、始まったぞ」群衆は一せいに立ち止って、爆弾の落ちたらしい方角に、耳を澄ませた...
海野十三 「空襲下の日本」
...麻酔薬をしませた白布を...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...小生を悩ませたのは乗組員でした...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...舌の縺れること脈の弱く早いことは依然として變らなかつたが所謂十中三の望に春三郎は愈頼みを挂けて文太郎の飮みたがらない牛乳をも言葉を盡して飮ませた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...彼女の家では牛乳をとってのませた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...古代の旅人を悩ませたかわからない」と女の人が言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...先妻に縹緻（きりょう）よしの娘を生ませたが...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...ラム酒を飲ませたり煙草の火をつけてやったりした...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...われから心の底におし潜ませた不満も...
本庄陸男 「石狩川」
...二三滴の香水をひそませた一個の壜（びん）が握られてゐた...
松永延造 「アリア人の孤独」
...牡馬が牝驢に生ませた間子（あいのこ）で...
南方熊楠 「十二支考」
...それに優しさの轡（くつわ）を含ませたではないか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さりげなく古い文反故（ふみほご）を読ませたりした...
山本周五郎 「契りきぬ」
...猿轡（さるぐつわ）を噛（か）ませた渡辺蔵人を伴（つ）れ...
山本周五郎 「風流太平記」
...それにも一つ（しんにゅう）噛（か）ませた...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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