...この一大怪事を研究せんには、まず第一に、その地方の者が、この怪事につきていかなる想像を有しおるかを知るを要す...
井上円了 「甲州郡内妖怪事件取り調べ報告」
...どこの神様などと呼ばれる山師らがまず第一に目を付けるのはかかる人らである...
丘浅次郎 「人間生活の矛盾」
...まず第一に現れたのは六号画布(キャンバス)大の...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...故にこの知識を規定する処の意見という規定はまず第一に除かれることが好ましい...
戸坂潤 「科学方法論」
...まず第一に現実に存在している諸学問を分類してみようとするのであるに違いない...
戸坂潤 「科学方法論」
...まず第一に自然そのものを...
戸坂潤 「科学方法論」
...アカデミーはまず第一に...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...それがまず第一にイデオロギー運動・観念運動として自覚される場合が多いから...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...観照的理論として彼等の使命はただ事象の説明に終始せしめられている……」まず第一に何という悪文だろう...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...まず第一に技術の「本質」は何であるかを問題にする...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...を――生物学自身とは異った経路によって――まず第一に解答する義務を有っているわけである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...まず第一に何よりも軍事上の宝庫だということが先であって...
戸坂潤 「社会時評」
...まず第一にあんたは――碌でなしだ!」とヴェリチャーニノフは吐き出すような聲でどなりつけた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...そしてまず第一に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まず第一に迷誤なのではなかろうか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...まず第一に子供らしい答え方で答えるならば私は「何故つまらないかをぬきにして...
三好十郎 「絵画について」
...不肖ながらまず第一にわが部下の兵百余人をつれて...
吉川英治 「三国志」
...「調書について、三つのご反説、いちいちご尤もにはござりますが、まず第一に、覆面の男が郁次郎なりや否やのお疑いは、ご無用にござります...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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