...そこに現われたのは、もちろん、まず第一に、私が顔、手、腕、そしてこのもろもろの部分の全体の機械を有するということであって、かようなものは死骸においても認められ、そしてこれを私は身体と名づけたのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...この欠陥を補うものはまず第一に個人の日記...
寺田寅彦 「科学と文学」
...まず第一に日本の自然がいかなるものであって...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...まず第一に、この近所に、エルライジと云う名前で通っている旅館があるかどうか、確かめたいものだがね」下僕の者共をよく審問してみたが、しかし誰もそんな旅館を知っているものはなかった...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「暗号舞踏人の謎」
...恐らくまず第一にフロイト主義でなければならないだろう...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...少なくともまず第一に...
戸坂潤 「科学論」
...世界観はまず第一に哲学の諸問題を提供する...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...まず第一に、無限なる完成の理想が人生の指導者となり得ないというのが間違っている...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...研究室もまず第一に頭に浮かんでくるものではありません...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...何かことがあると諸国の社寺でまず第一に...
中谷宇吉郎 「雑記」
...ところでまず第一に...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...そしてまず第一に摘むべき花の伯爵夫人とダンスをする...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...まず第一になすべきことをきめたのです...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...どういうことですか」「まず第一に」と新左衛門は甲斐を見た...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...けれど才蔵は、これから安土(あづち)へ昼夜兼行(けんこう)でかえろうとしている体(からだ)、裾野におけるちくいちの仔細(しさい)は、まず第一に、秀吉(ひでよし)へ復命すべきところなので、多くを語るはずがない...
吉川英治 「神州天馬侠」
...まず第一に問題となったのは...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
...いい芸術はまず第一にそれを求むる者の自由な享受を目ざして処置せらるべきである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...まず第一に著者の文章の円熟に打たれる...
和辻哲郎 「『青丘雑記』を読む」
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