...まず初めにA種弾をどんどん墜(お)とすのさ...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...まず初めに0の数字か...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...たとえばまず初めになんとかいう虫がその薔薇の芯(しん)に寄生すると...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...まず初めに歴史社会的に或る理論が存在し...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...基本的な科学手続きの輪郭をまず初めに分析しよう...
戸坂潤 「科学論」
...実はまず初めに自然弁証法と史的唯物論とが何等かの過程を通じて(ここにも亦同じ形の問題が伏在しているが)...
戸坂潤 「科学論」
...まず初めに科学の文学的意義と...
戸坂潤 「思想としての文学」
...氏はまず初めにニーチェとキールケゴールとの発見者として現われた...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...ダットはまず初めに「ファッショ化」と「社会ファシズムの諸問題」とに筆を集中している...
戸坂潤 「読書法」
...まず初めに主として社会に於ける知能分子(インテリゲンチャをそう訳すのが一等適切ではないかと思う)を先覚者として...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...こうしたインテリゲンチャがまず初めに...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...まず初めにすっかり快くなっておかねばならないよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ヨーロッパの諸君主は、まず初めに、その曙(あけぼの)における梟(ふくろう)のごとくに、おびえ驚いて目を閉じた、そして再びその眼を開いたのはただ威嚇(いかく)せんがためのみであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「まず初めに、」とガヴローシュは言った、「皆不在だと門番に言っておこう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...まず初めに竜神川の堤防へ伴(つ)れてゆかれた...
山本周五郎 「半之助祝言」
...まず初めに剣道の達人政右衛門が...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...まず初めに舞台の左奥の隅から...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...まず初めに、なぜわたくしが名誉教授と間違えられるに至ったかを考えてみると、一般の世間のみでなく、大学と密接な関係を有する方面でも、大学の名誉教授がどういうものであるかをいっこう知らないように思われる...
和辻哲郎 「非名誉教授の弁」
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