...はなはだまずいね...
海野十三 「超人間X号」
...大体からいって彼の書はまずいように見える...
高村光太郎 「黄山谷について」
...まずい事になって来た...
太宰治 「親友交歓」
...その晩、あなたに、強くなってもらいたく、あなたの純潔信じて居るものの在ることお知らせしたく、あなたに自信もって生きてもらいたくて、ただ、それだけの理由で、おたよりしようと、インク瓶のキルクのくち抜いて、つまずいた...
太宰治 「二十世紀旗手」
...そのおきゆうと、まずい水たき、他にちょっとしたものと、酒だけですから、繁昌するってわけにもいきますまいよ...
豊島与志雄 「女と帽子」
...皆がまずいと云う...
豊島与志雄 「女客一週間」
...彼はひざまずいて世俗的な疑惑の前に降伏し...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...まずい文章だな...
森鴎外 「渋江抽斎」
...いま云うとまずいことになるかもしれないんで...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...……まずいと、舌打ちをして、日本左衛門が身をかがめて眺めていると、北の屋の物音を怪しんで目をさましたらしい相良金吾が、「はてな? ……」というような様子で、彼の居る方へ足を早めて来ました...
吉川英治 「江戸三国志」
...何かにつまずいたとみえ...
吉川英治 「三国志」
...門側にひざまずいて...
吉川英治 「私本太平記」
...馬の下にひざまずいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...すぐ詰(つめ)の間(ま)の者が紙燭(ししょく)を掲げて板縁にひざまずいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...立ちどまった人影の前へまわってひざまずいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...一柳市助は、まずいと、急に口をにごしたが、もう、間にあわない...
吉川英治 「新書太閤記」
...「いまのところ、この家康がうごいては、世上にまずいが、もし尊公が、思い立たるることあらば、家康、蔭にあって、かならず御助勢はする...
吉川英治 「新書太閤記」
...安らかな心のなかに住むことを心がけて下されい」範宴はひざまずいて...
吉川英治 「親鸞」
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