...今度こそは一度でも綺麗に返金しておかないとまずいことになる...
有島武郎 「星座」
...朴鳳錫 上げちゃあまずい...
林不忘 「安重根」
...そして欄にもたれてひざまずいてじっとしている...
寺田寅彦 「先生への通信」
...その後子規に会ったとき「あれはまずい...
寺田寅彦 「明治三十二年頃」
...彼女はその写真の前に彼とともにひざまずいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...まずい事を喋舌(しゃべ)って揚足(あげあし)を取られちゃ面白くない...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...なにも気まずいことがあるためではない...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...久方ぶりの其方に拙者とて素(もと)より気まずいことは言い度くないが...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...医者にかかって高い薬の不味(まずい)ものを飲むより折々は鰻飯(うなぎめし)の御馳走を食べて身体を強壮にした方がよっぽど経済でありませんか...
村井弦斎 「食道楽」
...ただほかの・世間の信用を博している・もっとまずいものと比較しての話にすぎない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...公儀の耳にまずい噂が聞えては...
吉川英治 「大岡越前」
...鬼六は連れられて、大書院の廂(ひさし)の砌(みぎ)りに、ひざまずいた...
吉川英治 「私本太平記」
...そして自分はなお松落葉の上にひざまずいたまま...
吉川英治 「新書太閤記」
...清左衛門は、まずい顔をした...
吉川英治 「新書太閤記」
...こんなまずい運命をみずから招いたものか...
吉川英治 「新書太閤記」
...まずい事だらけだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...怒りやまずいうのだった...
吉川英治 「平の将門」
...一様にまずいう注文が――斬れるように――じゃ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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