...まじめな顔になってしまって...
太宰治 「桜桃」
...あのまじめなお婆さんの顏と...
太宰治 「お伽草紙」
...まじめな顔をして冗談を言うから可愛い」冗談ではないのだ...
太宰治 「人間失格」
...そして何とまじめな句かよ)・ほしものほどようほせた藤の花・ゆふべしめやかな土へまいてゆく・影は若葉で柿の若葉で(十二日の月)・ずんぶりぬれて枯れて一本松(追加)今日の買物一...
種田山頭火 「其中日記」
...こういう状況であるから多くのアカデミックなまじめな学者たちはその仕事が「世界的大発見」「大発明」として新聞に発表されることを何よりもこわがっている...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...熱烈でまじめな性質のマリユスは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...マリユスは幸福のうちにも好んでまじめな話をしていたが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かくまじめな落ち着いた人物であるフォーシュルヴァン氏を防寨(ぼうさい)の中で見たというのは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...先生のまじめなお話などいささかもわからないので...
新美南吉 「屁」
...まじめな学生街を選んだのだ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...けれども僕はまじめな顔を持っている」*87僕の法則は...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...事がまじめなのだと見て取った...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...きまじめな人をつかまえて恥ずかしい気もしないのかね」とそっと言っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...笑い戯れつつ真理を言うことが何故にあしきや?(ホラティウス)(c)遊戯をしながらまじめな意見を述べてはならないという者は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そしてとうとう、「子どもたちのためになる、まじめな本、それもウソをひとことも書かない本、そういうような本は、わたしにはとても書けそうもない...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...――大まじめな話だ...
山川方夫 「お守り」
...吉岡がなぜそんなことをしたかといえば自分の存在を一ノ関に知らせるためだと思う」「反対者としてか」「向背両面の意味でだ」「というと」「吉岡はまじめなんだ」と甲斐は云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そうでちゅか」それから急にまじめな顔をして睨(にら)む...
山本周五郎 「柳橋物語」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??