...――たうとう塩もなくなつた！ まさに今年無錐其地だ！藪蚊には困る... 
種田山頭火 「其中日記」
...まさに今晩の同じ時刻に...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...まさに今来たれり...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...まさに今出発したるところである...
中井正一 「図書館協会六十周年に寄せて」
...そしてまさに今、全力を集中して歩み出なくてはならないときに、自分の用心深さに対するこれまで知らなかったようなこんな疑惑が現われるとは？ 事務をやっているとき感じたあの困難が、今や訴訟においても始まったのだろうか？ もちろん今ではもう、ティトレリに手紙を書き銀行に来てもらおうなどと思ったことがどうして可能だったのか、彼にはわからなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...なぜ、まさに今、彼が最上の断食状態にあるところで、いや、まだけっして最上の断食状態にまでいっていないところでやめるのか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...まさに今日、両手に掴んだように思われた...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...まさに今日、取り戻しにかかるつもりでございます...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...まさに今晩お前さんが瓶を打ち抜いたのと同じなんだ...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...まさに今のわたくしに必要な友人です...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...まさに今がその時だ...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...まさに今日の午後...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...まさに今夜その人と間近（まぢか）に対（むか）い合（あ）ったときからであった...
吉川英治 「黒田如水」
...……その後、村は袁紹の治下になって悪政に苦しめられ、いつまでこんな世がつづくのかと思っていましたところ、まさに今年は、殷馗の予言した五十年目にあたりますのじゃ...
吉川英治 「三国志」
...すると、曹丕の侍側から、ひとりつと起って、「蜀を伐（う）つは、まさに今にあり、今をおいて、いつその大事を期すべきか」と、魏帝の言に力を添えた者がある...
吉川英治 「三国志」
...まさに今日にある...
吉川英治 「三国志」
...時人（じじん）の心理は、まさに今、夜の明けたような曙色（しょしょく）を欲していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...まさに今夜にあり――という計だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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