...まさに晩餐の卓に着いた時...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「まさにその黒犬(ブラックドッグ)が昔の船友達のビリーに逢いに来たのさ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...僕たちの悪計もまさに水泡(すいほう)に帰(き)するかの如(ごと)くに見えた...
太宰治 「未帰還の友に」
...まさにこれらの觀念からのほか...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...しかしこの映画はまたまさにそういう点から見て...
寺田寅彦 「音楽的映画としての「ラヴ・ミ・トゥナイト」」
...「親分の推察通り、まさに図星で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...性根を入れかへてこまさにやあ!……」「まあまあ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
... まさに ちいさな ネズミの だんなさま...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「グロスターのふくやさん」
...まさにお告げだ、眼前のこの男こそ、悪行の張本人だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...それはまさにその通りであろうと思う...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...またもやまさに腰を上げようとした...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幻滅」
...反対にまさに正しい国家秩序を作ることによってである...
矢部貞治 「政治学入門」
...まさに争闘が始まろうとする...
山本周五郎 「山彦乙女」
...まさに猛鷲(もうしゅう)と猛鷲とが...
吉川英治 「三国志」
...――ご辺が遺孤を守る忠節は、これを諒とし、これを賞めるに吝(やぶさ)かでないが、依然、武力を行使し、侵略を事とし、魏を攻めんなどとする志を持つに至っては、まさに、救うべからざる好乱(こうらん)の賊子、蜀の粟(ぞく)を喰(くら)って蜀を亡ぼす者でなくてなんぞ...
吉川英治 「三国志」
...まさにその人であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...笠(かさ)掛絡(けらく)を地に捨てて、指の節を一本ずつ、ポキリ、ポキリと、もむようにして、四方を睥睨(へいげい)しているのも、まさに、その気構えをととのえているものと思われる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...時まさに暮春云々とある...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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