...まさに天造(てんぞう)とも称すべきものです...
芥川龍之介 「秋山図」
...まさに信用出来ぬ程である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...国家の中心のまさに移動せんとする時に...
大隈重信 「勢力の中心を議会に移すべし」
...いろいろないわゆる国内改善にもかかわらず――ついでにいうがそれはすべて外面的皮相的なものである――国内の百万の家庭とまさに同様...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そしてわれわれがまさに死なんとするのは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その善戦のあとはまさに天下に顕彰するに足る...
中島敦 「李陵」
...まさにこうした二重の意味から来る不精(ぶしょう)と不関心があった...
夏目漱石 「明暗」
...知らぬが仏(ほとけ)という諺(ことわざ)がまさにこの場合の彼女をよく説明していた...
夏目漱石 「明暗」
...まさに阿鼻叫喚(あびけうくわん)の凄まじさだつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まさにこの嫉妬から遠いということ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...今まさに帰京の途中にある...
久生十蘭 「魔都」
...深尾みな子? 深尾みな子といえば私の妻とまさに同姓同名ではないか...
平林初之輔 「秘密」
...まさに到着寸前に出発されました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...時間はまさに現實性の形式であり...
三木清 「歴史哲學」
...まさにぶっかけたもので...
山本周五郎 「風流太平記」
...まさにわが計略は図にあたった...
吉川英治 「三国志」
...この一山一城こそまさに漢中の咽喉(のど)にあたるもの...
吉川英治 「三国志」
...西欧の世界の形成のためにはまさにこの『東方』の圧力が必要であった...
和辻哲郎 「鎖国」
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