...格子さきをまごつくのは詰らないと思ひ返した...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...少しもまごつくことはない...
大杉栄 「続獄中記」
...外套や靴が見えなくても大いにまごつくことを思えば...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...へどもどとまごつくのであつた...
太宰治 「陰火」
...まごつく場所ではないのでございますが...
太宰治 「右大臣実朝」
...自分の醜さにまごつくのです...
太宰治 「風の便り」
...へどもどとまごつくのである...
太宰治 「作家の手帖」
...極度に恐縮し汗を流してまごつくものだが...
太宰治 「新釈諸国噺」
...五回は少し勝手が違ってまごつくかも知れないが...
太宰治 「パンドラの匣」
...違いましたか」と云って少しまごつく...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...今になってまごつくようなことはなかったに...
徳田秋声 「足迹」
...娘がまたこんなことでまごつくようなことじゃ...
徳田秋声 「黴」
...今度またまごつくようなことでもあれば...
徳田秋声 「黴」
...人は如何なる場合にもまごつくことがなく...
豊島与志雄 「生活について」
...まごつくもとになるばかりでなく...
羽仁もと子 「女中訓」
...餅(もち)と節供第一に私たちのまごつくのは...
柳田国男 「年中行事覚書」
...自分達は地図とベデカアを頼りにした丈(だけ)で格別まごつく事も無かつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...樵夫さえよくまごつく迷路だった...
吉川英治 「三国志」
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