...まごつくばかりでしたが...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...お前がそこらをまごつく方がどのくらい迷惑か知れんのだ...
泉鏡花 「婦系図」
...格子さきをまごつくのは詰らないと思ひ返した...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...まごつく金内をせき立て...
太宰治 「新釈諸国噺」
...娘がまたこんなことでまごつくようなことじゃ...
徳田秋声 「黴」
...今度またまごつくようなことでもあれば...
徳田秋声 「黴」
...それでもなお言葉にまごつくと...
豊島与志雄 「女客一週間」
...私の方でまごつくのだ...
豊島与志雄 「白木蓮」
...年齢を聞かれてよくまごつくけれど...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...まごつくもとになるばかりでなく...
羽仁もと子 「女中訓」
...一寸(ちょっと)まごつく...
二葉亭四迷 「平凡」
...「きみはこんな日にさるをみせにわたしを連(つ)れ出したか」親方はなかなか容易(ようい)なことでまごつくような...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...次の折にはそのような問いにまごつくまいとしている様子はない...
宮本百合子 「女の歴史」
...内容的にまごつく...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...農家ではまごつくのである...
柳田國男 「食料名彙」
...自分達は地図とベデカアを頼りにした丈(だけ)で格別まごつく事も無かつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...(昭和二十六年十二月)客窓雑記春徂(ゆ)くやまごつく旅の五六日装幀とか...
吉川英治 「随筆 新平家」
...まごつくのである...
吉川英治 「随筆 新平家」
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