...まことしやかに語っていました...
芥川龍之介 「俊寛」
...まことしやかに述べ立てて...
井上円了 「おばけの正体」
...相手がさも、まことしやかに、わびるものですから、喜多村は、すっかりごまかされてしまいました...
江戸川乱歩 「大金塊」
...これらのトリックがさもまことしやかに感じられ...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...また一人がまことしやかに...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...かつ行動の動機をとてもまことしやかに述べ立てるものだから...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...まことしやかに書くほど...
太宰治 「鴎」
...まことしやかに述べ来り...
太宰治 「乞食学生」
...治部少輔殿がさま/″\の人を道具に使うてまことしやかな噂(うわさ)を立てさせ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...まことしやかに主張する...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...処がそんな変なことがまことしやかに噂されるということは...
戸坂潤 「社会時評」
...まことしやかな調子をとる時...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...まことしやかに前後に通じない嘘(うそ)を...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...見かけ上最もまことしやかな弁駁にぶつゝかる...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...顔を合せればまことしやかに斯んな会話を取り交してゐる...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...まことしやかに五十の悪い動機をなすりつけてみせよう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...まことしやかに濮陽(ぼくよう)にまで聞えて来た...
吉川英治 「三国志」
...まことしやかにいう者もかなりある...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索