例文・使い方一覧でみる「まくら」の意味

...「家（いへ）にあれば笥（け）にもる飯（いひ）を草まくら旅にしあれば椎の葉にもる」とは行旅の情をうたったばかりではない... 「家にあれば笥にもる飯を草まくら旅にしあれば椎の葉にもる」とは行旅の情をうたったばかりではないの読み方
芥川龍之介「侏儒の言葉」

...又かまくらを生（いき）て出でけん初松魚（はつがつを）と云ふこそ心の骨折（ほねをり）人の知らぬ所なり... 又かまくらを生て出でけん初松魚と云ふこそ心の骨折人の知らぬ所なりの読み方
芥川龍之介「芭蕉雑記」

...枕許（まくらもと）に水指（みずさし）と... 枕許に水指との読み方
泉鏡花「婦系図」

...その人の枕下（まくらもと）に... その人の枕下にの読み方
江戸川乱歩「孤島の鬼」

...なまくら雀の居睡を揺ぶり覚まし... なまくら雀の居睡を揺ぶり覚ましの読み方
薄田泣菫「独楽園」

...洋服はどこにあるのでしょう」榻（ねだい）の枕元（まくらもと）の台の上に乱れ箱に入れて洋服やシャツが入れてあるのが見えた... 洋服はどこにあるのでしょう」榻の枕元の台の上に乱れ箱に入れて洋服やシャツが入れてあるのが見えたの読み方
田中貢太郎「港の妖婦」

...病人の枕元（まくらもと）でごろ寝していたらしかった）うーん... 病人の枕元でごろ寝していたらしかった）うーんの読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...雪子と「水戸ちゃん」とが枕元（まくらもと）にい... 雪子と「水戸ちゃん」とが枕元にいの読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...枕（まくら）をあてがったりしたのであったが... 枕をあてがったりしたのであったがの読み方
谷崎潤一郎「少将滋幹の母」

...枕（まくら）から首を擡（もた）げると... 枕から首を擡げるとの読み方
谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のおんな」

...だまくらかして入手したわけか... だまくらかして入手したわけかの読み方
三上於菟吉訳大久保ゆう改訳「自転車乗りの影」

...それからにわかに枕（まくら）の上に倒れた... それからにわかに枕の上に倒れたの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...裳（も）をまくらなくてはならない... 裳をまくらなくてはならないの読み方
レオ・トルストイ　Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳「パアテル・セルギウス」

...或者は昼寝の枕（まくら）より顔を上げ... 或者は昼寝の枕より顔を上げの読み方
永井荷風「江戸芸術論」

...その枕（まくら）もとに... その枕もとにの読み方
堀辰雄「燃ゆる頬」

...頭を枕（まくら）から上げて返辞などをした... 頭を枕から上げて返辞などをしたの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...吹きまくられてしまいました... 吹きまくられてしまいましたの読み方
セルマ・ラーゲルレーヴ　Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳「ニールスのふしぎな旅」

...それも御褥御枕（おしとねおまくら）を備（そな）え... それも御褥御枕を備えの読み方
柳田国男「海上の道」

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