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饗庭篁村 「木曾道中記」
...兎今昔物語(こんじやくものがたり)巻五(まきのご)...
芥川龍之介 「動物園」
...そして白(しろ)い紐(ひも)で額(ひたい)に鉢巻(はちまき)をして居(お)ります……...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...これはいよいよ溺死(できし)の巻(まき)か...
海野十三 「海底都市」
...布をまきつけたままの仏像のガラス箱が...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...賢二の兄弟もねまきのまま...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...わたしは薪を焚き口からへだてる古い一対の薪架(まきうま)を手に入れた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...◆三月一日発行『川柳人』二五七号自由旗の下に鶴 彬しなびた胃袋にやらう鬼征伐のキビ団子!×かまきりの斧をぶんどる蟻の屍(シカバネ)×工場へ! 学校へ!わかれて行けといふ道だ!×杭うちのどひゞきよあゝ...
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...むしろありまきやうじや蚤(のみ)などのようなものが群集したところを連想するのかもしれない...
寺田寅彦 「自由画稿」
...そのまきっぷりにより...
中里介山 「大菩薩峠」
...掻巻(かいまき)をそっと掛けていると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...死のうかさても侘しきあきらめかや真実友はなつかしけれど一人一人の心故……黍の葉の気ぜわしいやけなそぶりよ二十五の女心は一切を捨て走りたき思いなり片眼をつむり片眼をひらきああ術(すべ)もなし男も欲しや旅もなつかしああもしようと思いこうもしようと思う……おだまきの糸つれづれに二十五の呆然と生き果てし女は黍畑の畝に寝ころびいっそ深々と眠りたき思いなりああかくばかりせんもなき二十五の女心の迷いかな...
林芙美子 「新版 放浪記」
...うす暗い階段を螺旋(らせん)まきに駈けあがり天井を抜けると...
本庄陸男 「白い壁」
...好いといふまでそのまゝかひまきを被つてゐて……」と千枝子は私の上に脱ぎ棄てるものを投げ出して...
牧野信一 「早春のひところ」
...その血なまぐさい歴史を表面上まきおさめた...
宮本百合子 「行為の価値」
...膝(ひざ)の槍傷(やりきず)を布(ぬの)でまきつけていると...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「ここは鐘巻(かねまき)の陣地(じんち)もどうよう...
吉川英治 「神州天馬侠」
...女の裸形の腕が男の頸へまきつく...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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