...「信貴山縁起(しぎさんえんぎ)」「粉河寺縁起(こかはでらえんぎ)」なぞの画巻物(ゑまきもの)によつてゐたのである...
芥川龍之介 「点心」
...敦圉(いきまき)あらく立(たち)かかるを...
巌谷小波 「こがね丸」
...男湯を女がのぞく急な用焼香を先へしたので後家と知れ合羽やへ馬かたが来りゃさむく成りにげしなに覚えていろはまけたやつ内談と見えた火鉢へ顔をくべ飛びこんでこようが煤の仕廻い也あがるなといわぬばかりの年始状油屋のかいで出すのは値が高し晴天に持って通るはかりた傘中腰で割るのがまきの仕廻い也引出をひんぬいて来る急な用時々顔をちょぴっと見るほれたやつ通りぬけ無用で通りぬけが知れこのように並べて来た句は...
海野十三 「江戸推理川柳抄」
...白っぽい汁をあたりへまき散らすのです...
海野十三 「火星兵団」
...家宝「紫式部日記絵巻(むらさきしきぶにっきえまき)」を納めた箱が紛失していることに気づいた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...今宵一夜はこゝに飮みあかさむといきまきて...
大町桂月 「水戸觀梅」
...富士(ふじ)の巻狩(まきがり)なぞしたものだが...
竹久夢二 「コドモノスケッチ帖」
...若い娘などの持ちたがる蒔絵(まきえ)の香箱(こうばこ)であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...数百の婢妾(ひしょう)を薪(まき)の火に投じてから自分も火に入ったという説もある...
中島敦 「文字禍」
...袂(たもと)から出した巻煙草(まきたばこ)を吸い始めた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ヒ八隅知之(やすみしし)吾大王(わがおほきみ)……田上山之(たなかみやまの)真木佐苦(まきさく)檜乃嬬手乎(ひのつまでを)……ヒはヒノキで従来から通常檜の字が充(あ)ててあるがこれは中(あた)っていなく...
牧野富太郎 「植物記」
...おだまきという名は何とやら恋にちなみのあるような心持がする...
正岡子規 「病牀苦語」
...総角(あげまき)の姫君の四十九日の法会も盛んに薫の手で行なわれた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そこらじゅうにばらまきました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ヘンゼルとグレーテル」
...宿の浴衣(ゆかた)にかい巻(まき)をひッかけた...
吉川英治 「江戸三国志」
...「薪(まき)を割れ」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...ただ一輛(いちりょう)の蒔絵輦(まきえぐるま)が...
吉川英治 「親鸞」
...渦まき髪をさっと一振りゆすりあげると...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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