...あすあたりは髪結(かみゆい)が来ようという櫛巻(くしまき)が...
泉鏡花 「怨霊借用」
...帆はまきおろされているが...
海野十三 「恐竜島」
...寝間着(ねまき)をぬいで...
江戸川乱歩 「疑惑」
...そのかほもくびのまきものも...
大手拓次 「藍色の蟇」
...そうすりゃ柳沢もますます好い気持ちになってこちらからやっている手紙をまき上げて読むに違いない...
近松秋江 「うつり香」
...おまきさまもやはり...
辻村もと子 「早春箋」
...やせた巻柏(まきがしわ)...
寺田寅彦 「竜舌蘭」
...高尾(たかお)槇尾(まきのお)栂尾(とがのお)から嵐山(あらしやま)の秋色を愛ずべく...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...蟷螂(かまきり)が母指(おやゆび)ほどの大きさになり...
永井荷風 「蟲の聲」
...ひとまず陸前の石巻(いしのまき)へ回航させて...
中里介山 「大菩薩峠」
...やがて鉢巻(はちまき)を外(はづ)して...
夏目漱石 「それから」
...幕末の政争にまきこまれて...
蜷川新 「天皇」
...硯(すゞり)のやうにそぎ立つた山頂に、霧がまき始めた...
林芙美子 「浮雲」
...あれをまきあげてやろうと思ってるんだがね...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...青い蔓をグルグルまきつけてしまひました...
槇本楠郎 「きんまくわ」
...黄魔鬼畜(こうまきちく)を討ってどうとかぬかしていたが...
吉川英治 「三国志」
...あけび巻(まき)の山刀をひねくりまわして...
吉川英治 「神州天馬侠」
...一まき山東落ちの事病尉遅(びょううっち)それは孫立(そんりゅう)の綽名(あだな)だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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