...大手を振って学界をまかり通るところに...
知里真志保 「アイヌ語学」
...一天地のようだいを申してまかり通る...
中里介山 「大菩薩峠」
...虫が這うようにしてまかり通る...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...そそくさと総監室へまかり通ると...
久生十蘭 「魔都」
...英国ではこんな報道がまかり通るのですか」「英国の新聞ではございません...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...だが、真っ先の一騎が、「火急の際、無断、まかり通る」と、いきなり馬の背から降りて、そこの閂(かんぬき)を勝手に外し、さっと押開いて、「それ行け」と、すぐまた鞍の上に跳びつくやいな、まるで弾丸のように駆け抜けて行った...
吉川英治 「上杉謙信」
...関門をまかり通る」と...
吉川英治 「三国志」
...一箇の官兵衛としてまかり通るものである」そういって押し通った...
吉川英治 「新書太閤記」
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