...少年たちは銅貨の落ちる度にぽんぽん海の中へ跳(おど)りこんだ...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...ぽんぽんと手(て)を たたいて...
五十公野清一 「一休さん」
...ぽんぽんと掌を打ち合わせました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...ぽんぽんと裂(さ)け鳴(な)った...
海野十三 「海底大陸」
...じぶんの胸をぽんぽんたたいて一座を見まわしたのであった...
海野十三 「海底大陸」
...ボールのようなものがぽんぽんと二つ...
海野十三 「人造人間エフ氏」
...いつもぽんぽんとうっているではないか」「いいえ...
海野十三 「爆薬の花籠」
...ぽんぽん蹴るというから...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...熊岡氏の画室(アトリエ)から小鼓(こつゞみ)の音(ね)がぽんぽん聞え出した...
薄田泣菫 「茶話」
...ものでも投げつける勢いでぽんぽん言うと...
高見順 「いやな感じ」
...ぽんぽんコーヒー茶碗にほうりこんでやった...
太宰治 「愛と美について」
...それからその長い奴を七輪(しちりん)の角でぽんぽんと敲(たた)いたら...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...鼓を持った太夫(たゆう)さんがぽんぽんと鼓を掌(て)のひらで打ちながら...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...椅子の凭れにかけた手でその人差指がぽんぽんと...
本庄陸男 「石狩川」
...松源の奥には鼓(つづみ)がぽんぽんと鳴って居る...
正岡子規 「熊手と提灯」
...そこをぽんぽん狙い撃ちするんじゃという...
吉川英治 「日本名婦伝」
...ぽんぽんと柏手(かしわで)を打った...
吉川英治 「源頼朝」
...おかみさんは台所から茶の間へ引っ込むまで後ろ姿でぽんぽん云った...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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