...少年たちは銅貨の落ちる度にぽんぽん海の中へ跳りこんだ...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...この日の競馬を知らせる煙火がぽんぽんと世間の不景気なんか大空の彼方へ吹っ飛ばしてしまいそうにコバルト色の朝空にはじけた...
犬田卯 「競馬」
...掌をぽんぽんと叩きました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...そこへモレロがピストルをぽんぽんとぶっ放したものだから...
海野十三 「恐竜島」
...エンピツのおしりで前にひろげてある書類をぽんぽんとたたく...
海野十三 「金属人間」
...前へ!」ぽんぽんぽんと...
海野十三 「人造人間の秘密」
...ぽんぽん放りだされた...
海野十三 「超人間X号」
...鎧をぽんぽんと叩いて...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...包をぽんぽんとたたいてみせた...
海野十三 「四次元漂流」
...考えている事をなんでもぽんぽん言おうと思うの...
太宰治 「新ハムレット」
...背中をぽんぽん叩いたり...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...むかふが先だと聞えよがしにぽんぽんまーりをつく...
中勘助 「銀の匙」
...そうぽんぽん言われては...
中里介山 「大菩薩峠」
...その時裏で真事の打つ空気銃の音がぽんぽんしたので叔母はすぐ聴耳(ききみみ)を立てた...
夏目漱石 「明暗」
...ベッドの どまんなか もうふの なかには 何かしらが ぐっしょり ―― まんなかが へっこんでいるので そこへ(というか ぽんぽんに?) バケツは 大当たり...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...ふたりは ちいさな 肉球で ぽんぽん ――「あたしたちで かわいい マフィンでも 作ろっか...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう訳 「ちょびひげサミュエルのはなし」
...――ぽぽぽんぽん...
横光利一 「旅愁」
...梨子(なし)か桃の実(み)ぐらいな鞠(まり)をぽんぽんほうる...
吉川英治 「三国志」
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