...ぼくと妹とはポチの頭をよくなでてやって家に帰った...
有島武郎 「火事とポチ」
...ぼくは、月がなぜあんなに冷(ひ)えてしまったかということをしらべたいと思うんです」千ちゃんは、そういってから、かたわらのポコちゃんのほうをゆびさして、「しかしポコちゃんは、ぼくとちがった、べつな目的で探険するといっています」「ポコちゃんの探険目的はなんですか」「ぼくはね、ちょっとたいへんなんだよ...
海野十三 「宇宙の迷子」
...ぼくたちは恐龍の目玉の中にとりつけてある写真機で...
海野十三 「恐龍艇の冒険」
...あれがぼくの実験です...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...ぼくが女中さんになることは...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...ぼくを家の中の仕事ばかりに使い...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...ぼくは学者くずれ...
江戸川乱歩 「影男」
...ゆうべ、町を歩いていると、だれかがうしろからくみついてきて、ぼくの口と鼻に、麻酔薬をおしつけたのです...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...あなたがあやつる人生切り紙細工は大南北(なんぼく)のものの大芝居の如く血をしたたらせている...
太宰治 「虚構の春」
...ぼく達がリンカアンと綽名(あだな)をつけた少年でした...
田中英光 「オリンポスの果実」
...退屈な矮木林(わいぼくばやし)となって...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...並木もいじめかえしてやりゃあいい」「ぼくらより強かったら」「かいしょうのない...
壺井栄 「二十四の瞳」
...僕(ぼく)はだいぶん書(か)きとめておかねばならないことがあるのだ...
新美南吉 「ごんごろ鐘」
...あの人殺し野郎の唐変木(とうへんぼく)は居るかい」半蔵が小永井家の大玄関から怒鳴り込んだのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ぼくらには思はれる...
吉川英治 「折々の記」
...ぼく自身はこれの終わるまで風雪の道を黙ってテクテク歩いていたい...
吉川英治 「随筆 新平家」
...やたらに子のぼくへ向けて爆発させた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...ぼくはさんざん父の足腰を揉まされた経験があるので「英吉がいちばん上手や」と御隠居にほめられていた...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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