...あっと思ううちに今度は天秤棒(てんびんぼう)を横たえたのが見事に又水を跳(おど)り越えた...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...そんな盗賊(どろぼう)とひそひそ話をして……公然とは出来んさ...
泉鏡花 「婦系図」
...ちょうど攘夷の非なることを覚(さと)って一日も早く西洋の長所を学ぼうという社会的要求の切なる際であったからして...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...帽子(ぼうし)をまぶかにかぶり...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...博士(はくし)は火かき棒(ぼう)を手にして...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...とうとうどろぼうに見舞われてしまったではないか...
太宰治 「春の盗賊」
...*犬吠岬(いぬぼうざき)の茶店の主人の話だそうである...
寺田寅彦 「柿の種」
...待ちぼうけさせられちゃった...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...八重多年教坊(きょうぼう)にあり都下の酒楼旗亭にして知らざるものなし...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...願人坊主(がんにんぼうず)...
中里介山 「大菩薩峠」
...さるによってこの尨大(ぼうだい)なる荷車と老朽悲鳴をあげるほどの吾が自転車との衝突は...
夏目漱石 「自転車日記」
...箆棒(べらぼう)め...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...八犬伝の八犬士の気質風貌(ふうぼう)を...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...乙はソレよりも一層宜(よ)くして客を呼ぼうと斯(こ)う云(い)うので...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...山盛りの金品、べらぼうな宝石、高価な金銀容器、バラドスはびっくり仰天(ぎょうてん)してぼうっと見つめるばかり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...田舎住まいをしたうちにそのまれな美貌(びぼう)の人がこの世に現存していることも忘れていて今ほのかな灯(ひ)の明りに几帳(きちょう)の綻(ほころ)びから少し見える源氏の顔を見ておそろしくさえなったのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...広袤(こうぼう)として...
吉川英治 「三国志」
...その中には相貌(そうぼう)も変って...
吉川英治 「源頼朝」
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