...あの喇叭(らっぱ)に似ているのもやはり法螺貝(ほらがい)と云うのであろうか? この砂の中に隠れているのは浅蜊(あさり)と云う貝に違いない...
芥川龍之介 「少年」
...法螺貝(ほらがい)...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...法螺貝(ほらがい)をこわきにかかえて...
豊島与志雄 「長彦と丸彦」
...大きな法螺貝(ほらがい)を買って帰った...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...遠州今切の渡し昔は山続きの陸地なりしが百余年ばかり前に山中より螺貝(ほらがい)夥しく抜け出で海へ躍(と)び入り...
南方熊楠 「十二支考」
...びょうびょうと法螺貝(ほらがい)の音が聞えて来た...
山本周五郎 「山彦乙女」
...小脇に抱いた法螺貝(ほらがい)を訶和郎の眉間(みけん)に投げつけた...
横光利一 「日輪」
...陰々と法螺貝(ほらがい)の音が尾をひいて長く鳴った...
吉川英治 「三国志」
...金嵌(きんかん)の法螺貝(ほらがい)にくちびるをあてて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...前隊との聯絡(れんらく)をとるための法螺貝(ほらがい)が遠く夏山のはるか下の方に聞えているので...
吉川英治 「新書太閤記」
...螺(ほらがい)は鳴った...
吉川英治 「新書太閤記」
...岩の上から法螺貝(ほらがい)をふいた...
吉川英治 「親鸞」
...法螺貝(ほらがい)や寺の鐘や...
吉川英治 「宮本武蔵」
...山伏みたいに大きな法螺貝(ほらがい)を吹き鳴らすのである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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