...出来立てのほやほやだ」彼は顔色を変えて鉄のように青くなり目を(みは)って言った...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...支那ではほやほやのフランス帰りの幾人かの人達と会った...
大杉栄 「日本脱出記」
...「玄米パンのほやほや……」そんなことを言って...
高見順 「いやな感じ」
...雪道からほやほや湯気が立ち昇っている...
太宰治 「母」
...ほやほやとにぎわっていたとな...
太宰治 「ロマネスク」
...郡会医になりたてのほやほやで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...ずっとあとに来る「ほやほや」と「うそうそ」とは五句目に当たる...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...貰い立てのほやほやなんだ」「じゃなおどうも……」「なおどうもじゃない...
夏目漱石 「明暗」
...とに角まだ一月ばかり前のほやほやな話なんだ...
南部修太郎 「S中尉の話」
...玄米パンのほやほや売りだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ほやほやの焼麺麭(クニーシュ)にバタをつけたやつを卓子(テーブル)へだしたので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...新婚のほやほやのところをおどかしちゃ少しお気の毒かしら...
平林初之輔 「探偵戯曲 仮面の男」
...彼がほやほやのホットケイキの一つを取って...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...ほやほやの友人ベラ・ギャロウェイ嬢のベッドわきに座りながら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ほやほや惚れた、れた……と、きいきい軋(きし)むヴァイオリンが、同じメロディを幾度となく繰りかえされながら、うたわれるのであった...
室生犀星 「幻影の都市」
...ほやほや惚れた――とこういう風に」...
室生犀星 「幻影の都市」
...帰りたてのほやほやのところをキスしてやれるわけだ」「そりゃまあ」「そうだろう...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...ほやほやの御夫婦じゃあるまいし...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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