例文・使い方一覧でみる「ほの暗い」の意味

...「長々と美しくつながり」遠くの丘やほの暗い街道から流れてくるのだった...
ワシントン・アーヴィング　Washington Irving 吉田甲子太郎訳「スリーピー・ホローの伝説」

...ほの暗い農家の台所の片隅... ほの暗い農家の台所の片隅の読み方
薄田泣菫「独楽園」

...まだ冷たくほの暗いころ――容態が変わり... まだ冷たくほの暗いころ――容態が変わりの読み方
リットン・ストレチー　Lytton Strachey 片岡鉄兵訳「エリザベスとエセックス」

...玄關のほの暗い軒燈の下でうちの人たちがうようよ出迎へてゐた... 玄關のほの暗い軒燈の下でうちの人たちがうようよ出迎へてゐたの読み方
太宰治「思ひ出」

...文藝春秋社のほの暗い応接室で... 文藝春秋社のほの暗い応接室での読み方
太宰治「懶惰の歌留多」

...ロウソクの灯る食堂のほの暗い板材を背景にして... ロウソクの灯る食堂のほの暗い板材を背景にしての読み方
O. H. ダンバー　O. H. Dunbar The Creative CAT 訳「長い部屋」

...かおりと毒とに満ちたほの暗いいわゆる恋と呼ばるる花を... かおりと毒とに満ちたほの暗いいわゆる恋と呼ばるる花をの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...組子細工のゴシック風の尖塔（せんとう）がそのなかに包まれて眠っているほの暗い大気の静寂をやぶって... 組子細工のゴシック風の尖塔がそのなかに包まれて眠っているほの暗い大気の静寂をやぶっての読み方
エドガー・アラン・ポー　Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳「ウィリアム・ウィルスン」

...ほの暗い葡萄酒と... ほの暗い葡萄酒との読み方
ライネル・マリア・リルケ　Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳「旗手クリストフ・リルケ抄」

...二「よう――これはこれは」明くる朝まだほの暗い時分に大助が浴場へおりてゆくと...
山本周五郎「新潮記」

...ほの暗い葉桜の横丁... ほの暗い葉桜の横丁の読み方
吉川英治「江戸三国志」

...ほの暗い網雪洞（あみぼんぼり）のついている六間廊下を... ほの暗い網雪洞のついている六間廊下をの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...ほの暗い御堂の中に... ほの暗い御堂の中にの読み方
吉川英治「折々の記」

...まだほの暗い湖上を... まだほの暗い湖上をの読み方
吉川英治「私本太平記」

...まだほの暗い早朝だ... まだほの暗い早朝だの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...いねえのか」暮れたばかりのほの暗い所では... いねえのか」暮れたばかりのほの暗い所ではの読み方
吉川英治「親鸞」

...ほの暗い闇にうごく彼の指先からあやつり出された... ほの暗い闇にうごく彼の指先からあやつり出されたの読み方
吉川英治「八寒道中」

...ただ一箇所ほの暗い灯明皿の明りがにぶく照らしている場所で... ただ一箇所ほの暗い灯明皿の明りがにぶく照らしている場所での読み方
神西清訳「ムツェンスク郡のマクベス夫人」

「ほの暗い」の読みかた

「ほの暗い」の書き方・書き順