例文・使い方一覧でみる「ほの暗い」の意味
スポンサーリンク...ほの暗い光がもれている... 
海野十三 「少年探偵長」
...それが、ほの暗い電燈に、異様な光輝を放って、ニョッキリと突立っているのだ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...そのほの暗い車室の中に...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...そのほの暗い入り口はそこにうち開いているが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ジャン・ヴァルジャンの顔がほの暗い中に見えたが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...多い毛からしづくが垂れそうで、ほの暗い顔に、青い眉、紅い唇の対照は、何んという魅力でしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そうして、九月の末ごろになると、ほの暗い夜明け、または月のいい晩に、この役たたずめといって、一匹残らず撲殺夫に撲り殺されてしまうのである...
久生十蘭 「海豹島」
...ほの暗い明りの中で向きなおって...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...ドドーナ７の周囲のうち震えるほの暗い樹の葉によって開かれたのだ...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「沈黙」
...ほの暗い中、煙草に火をつけるために立ち止まり、マッチの炎が顔を照らし出した...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...ほの暗いトンネルから男が一人...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...鉤形にまがって急にほの暗い通りに歩き近づいてくるような気がしてきた...
室生犀星 「香爐を盗む」
...庭へ出てまだほの暗い光りのなかで...
山本周五郎 「竹柏記」
...磯松のほの暗い並木にも...
吉川英治 「江戸三国志」
...はやほの暗いが」「さっきの...
吉川英治 「私本太平記」
...まだほの暗い早朝だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...室内はもうほの暗いし...
吉川英治 「随筆 新平家」
...ほの暗い縁の隅（すみ）で...
吉川英治 「松のや露八」
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