...紫磨黄金(しまおうごん)の御(おん)顔や玉の瓔珞(ようらく)を仄々(ほのぼの)と...
芥川龍之介 「邪宗門」
...ほのぼのとあけゆく光...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...ほのぼのとした悦びを感じたのであった...
上村松園 「車中有感」
...私の胸にもほのぼのと通って来るようであった...
梅崎春生 「風宴」
...智恵子はほのぼのと美しく清浄でしかもかぎりなき惑溺(わくでき)にみちてゐた...
高村光太郎 「智恵子抄」
...ほのぼのよみがえることの至極...
太宰治 「創生記」
...あたりがほのぼのと明けかかると...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...するとほのぼのと浮かぶただ一つの面影! それは一生消えることのない尊い面影である...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...ほのぼのとした童心の畸型(きけい)的な戀に由來したものでは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ほのぼのと夜が明けかかると...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...さもほのぼのと散歩するのであつた...
牧野信一 「痴日」
...ほのぼのとすると...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
......
三好達治 「朝菜集」
...ほのぼのとした蒼みある色をうかべてゐた...
室生犀星 「星より來れる者」
...ほのぼのとした訪れを知る...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
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山之口貘 「山之口貘詩集」
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夢野久作 「髪切虫」
...春の日のほのぼのたる氛囲気に包まれてゐたものは...
淀野隆三 「思ひ出づるまゝに」
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