...盗難防止用金庫を持っている人々もほっとすることができた...
オー・ヘンリ O. Henry 大久保ゆう訳 「罪と覚悟」
...わたしはわたしの立場に帰ってほっとする――人目につくところで...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...汽車が動き出して、Kも、私も、やっと、なんだか、ほっとする...
太宰治 「秋風記」
...内々ほっとするのであった...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...いっさんに中甲板まで駈(か)け上って、ほっとすると、あとから、老人の、不気味な声が、「こら、遠慮するなよ、わしの、この碧い、宝石のような眼を、おまえに与えるというのじゃ、その東洋人の、汚らしい眼と、取替えて見よう」陳君は、それには応えず、後甲板の方へ逃げた...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...別の世界に出たような心持ちになってほっとするのが通例である...
寺田寅彦 「丸善と三越」
...中江はほっとすると共に...
豊島与志雄 「立枯れ」
...そして下宿の前まで来てほっとすると...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...初めてほっとする者が...
豊島与志雄 「傍人の言」
...ほっとする...
林芙美子 「新版 放浪記」
...たいそう ほっとする ぴょんぴょんじいさんに たいそう よろこぶ フロプシー...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter 大久保ゆう やく 「きつねめさんのはなし」
...そして昼飯時にほっとする...
本庄陸男 「お菜のない弁当」
...害がやや下火(したび)になるとほっとする傾きがあって...
柳田国男 「海上の道」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...ほっとすると同時に...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ほっとするは、まだ早いぞ」馬上の佐久間玄蕃允(げんばのじょう)は、途々(みちみち)、部署の将士へこう云いながら、幕僚(ばくりょう)数十騎、兵二千をつれて、まだ燃えているさかりに、山上へ登って行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...北陸一円の庶民がほっとするだろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼は、のうのうとし、ほっとする...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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