...中佐はほっと息を吐(は)いた...
芥川龍之介 「将軍」
...ほっとした面持で...
海野十三 「火星兵団」
...検事はほっとした...
海野十三 「金属人間」
...ほっと小さい溜息...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...幸子はそう云う知識を授かって先ずほっとしたのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...ほっと呼吸をついた...
田山花袋 「『田舎教師』について」
...お銀はほっとしたような顔をして...
徳田秋声 「黴」
...やっとほっとした時分には...
徳田秋声 「縮図」
...わたしはほっとした...
豊島与志雄 「自由人」
...ほっと息をついて見渡せば...
豊島与志雄 「霊気」
...ほっと安心すると共に...
豊島与志雄 「轢死人」
...二人の盲目の人はほっとしている...
林芙美子 「おにおん倶樂部」
...「全然」「あー! ほっとしたわ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ほっと一息ついたかと思うと...
堀辰雄 「楡の家」
...香港に着きました時はほっと致しました...
三浦環 「お蝶夫人」
...ほっと安心したことで御座いました...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...ほっとけほっとけ...
横光利一 「夜の靴」
...まず毛利に豹変(ひょうへん)はないとほっとした容子(ようす)に見える...
吉川英治 「新書太閤記」
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