...ほっとしているのです...
太宰治 「風の便り」
...一杯頂戴してほっとする...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...彼女は苦しみの荷の一部を肩から降ろしていくらかほっとしながら...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...恒夫はほっと大きく息をして近寄っていった...
豊島与志雄 「同胞」
...そこでほっとして煙草を吹かしたが...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...私はほっとしました...
豊島与志雄 「ばかな汽車」
...ほっと一息ついたが...
直木三十五 「死までを語る」
...死んでほっとするのは...
久生十蘭 「喪服」
...なぜほっとかない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...いま会えてほっとしている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...ほっと安心しました...
水谷まさる 「シンデレラ」
...ほっとしたろうが...
山之口貘 「宝くじ・その後」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...登は重い荷をおろしでもしたようにほっとし...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...こういうときのためなんですね」梅八はほっと太息(といき)をついた...
山本周五郎 「新潮記」
...初めてほっとしたように...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...わたくしの事は、お案じくだされますな」「いや、そうか」――実は、一時でも別れるといったら、涙でも見せられはしないかと、頼朝は、話し出すまで、密(ひそ)かに案じていたが、かえって、(わたくしなどに後(うし)ろ髪(がみ)を引かれ遊ばすな)と、励ますような妻のことばだったので、ほっとしたり、何かまた、心に足らないものを覚えたりした...
吉川英治 「源頼朝」
...いささかほっとしながらどこに虎がいるのかと見廻してみると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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