...ほっとした草臥(くたび)れた態(なり)で...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...「ほっときなよ、あんなの...
梅崎春生 「狂い凧」
...ほっと一息ついた...
海野十三 「宇宙戦隊」
...ほっとした顔だった...
海野十三 「火星探険」
...おとうさんは、それをきくと、ほっとして、電話のむこうの魔法博士に呼びかけました...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...岸に上って二人はほっとした...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...それからほっと一と息して...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...内々ほっとするのであった...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...ワーニャ ほっといてくれったら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...ほっとしている先生へ...
壺井栄 「二十四の瞳」
...広島を焼き払うと空より撒かれた確かな噂で周囲の山や西瓜畑にのがれ夜明しをした市民は吠えつづけるサイレンに脅かされながらも無事な明け方にほっとして家に引返しのぞみのない今日の仕事へ出かけようと町に道路に溢れはじめたその朝 八月六日...
峠三吉 「原爆詩集」
...ほっとした休息の瞬間...
豊島与志雄 「或る日の対話」
...乳母はほっと太い息をついて...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...そこで彼はほっと安心した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ほっときゃ土がすってしまうが」と...
新美南吉 「和太郎さんと牛」
...深川の川筋へ乗り込んでほっと一息...
山本笑月 「明治世相百話」
...まずほっとしたと云わぬばかりの顔いろだった...
吉川英治 「源頼朝」
...わたくしはほっとした気持ちで崖ぶちへ引き返し...
和辻哲郎 「夢」
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