...めいめいの客をほったらかして置いてわざわざこれを見に来るという騒ぎさ...
海野十三 「電気看板の神経」
...こっちは大事な商売をほったらかして来ているんだ...
太宰治 「黄村先生言行録」
...いつもほったらかしたまま女子衆まかせにしときますのんを...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...ほったらかしたくなった...
壺井栄 「二十四の瞳」
...こんな所へほったらかしにしているから...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...ミルクをほったらかしにしたのに気づくだろうか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...ほったらかしじゃ...
火野葦平 「花と龍」
...親をほったらかして...
火野葦平 「花と龍」
...ほったらかして置けばそのうちにとまるだろう...
北條民雄 「いのちの初夜」
...東京の寄席のただ「文楽」とか「志ん生」とか「柳好」とのみかいてほったらかしておく商売気のなさとはちがってどこまでもどこまでも売り物には花お客には親切...
正岡容 「わが寄席青春録」
...枝葉にかかずらい根もとをほったらかしている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人がわたしをほったらかしてくれるのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ほったらかしておきました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...雀もほったらかし燕にも門戸閉鎖で...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...父親をそんなふうにほったらかして置くわけにはいかなかったのだろう...
山本周五郎 「青べか物語」
...風紀の取締なんかは当分ほったらかしておくつもりらしいのです...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...君の弟は俺をほったらかして...
横光利一 「上海」
...乗客をほったらかし...
横光利一 「微笑」
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