...帯もなくほっそりと途方に暮れたように身を斜(しゃ)にして立った葉子の姿は...
有島武郎 「或る女」
...ほっそりとした足をもっている馬だの...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「雪の女王」
...机博士のほっそりとした姿も...
海野十三 「少年探偵長」
...それから一分間とたたないうち、闇のなかからものすごい犬の鳴声や、砂利を踏む靴の音がきこえ、それからまもなく、逞ましげな足をした、毒々しい、ほっそりした、三匹の犬が死体のそばに現れた...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...からだつきがほっそりして...
太宰治 「嘘」
...ほっそりした三ヶ月型で美しく...
太宰治 「眉山」
...」ほっそりした姿の女である...
太宰治 「火の鳥」
...ほっそりした身体...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ほっそりした肩に...
豊島与志雄 「渡舟場」
...温かいほっそりした手を鶴代は目まいがするような気持で握った...
久生十蘭 「復活祭」
...ほっそりしたと言ってもいいほどの...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...ほっそりした男で...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...白くほっそりとした首筋に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...続いてあそばされたお物思いのせいかほっそりと痩(や)せておいでになるのが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ほっそりした柔和な顔だちで...
山本周五郎 「ひとでなし」
...ほっそりした顔だちの...
山本周五郎 「ひとでなし」
...そしてほっそりと敏捷(びんしょう)そうな肢(あし)とを...
山本周五郎 「若き日の摂津守」
...推古仏の特徴は肢体がほっそりした印象を与えること...
和辻哲郎 「麦積山塑像の示唆するもの」
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