...つづいて瀑布(たき)の方向(ほうこう)に当(あた)って...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...長い彷徨(ほうこう)を続けた後のことだった...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...儂は方向舵(ほうこうだ)を静かに廻しながら...
海野十三 「恐しき通夜」
...フィラデルフィア迷路の中に彷徨(ほうこう)しながら精神錯乱した男に較(くら)べて...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...けだものの咆哮(ほうこう)の声が...
太宰治 「新樹の言葉」
...あちらこちらへ彷徨(ほうこう)し...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...箸の真中と尖端の辺(あた)りを彷徨(ほうこう)して居るのか...
「文芸は男子一生の事業とするに足らざる乎」
...十八歳の少年が着のみ着のままで街に彷徨(ほうこう)しなければならなかった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...うわゥ」と奇妙な声で咆吼(ほうこう)しながら...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...または一種の透視的な夢幻界を彷徨(ほうこう)したものであるかという区別を判明(はっきり)することができなかった...
室生犀星 「香爐を盗む」
...この思想の方嚮(ほうこう)を一口に言えば...
森鴎外 「沈黙の塔」
...堅固な前列は右に方嚮(ほうこう)を転ずるや否や...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...恋は畢竟(ひっきょう)するにその巷(ちまた)の辻(つじ)に彷徨(ほうこう)する者だけに...
柳田国男 「木綿以前の事」
...絶望に似た暗闇(くらやみ)の彷徨(ほうこう)から初めて一点の希望をそこに見た心地である...
吉川英治 「黒田如水」
...幾たび死線を彷徨(ほうこう)したことか知れない...
吉川英治 「三国志」
...咆哮(ほうこう)した...
吉川英治 「三国志」
...大咆哮(だいほうこう)をあげだすにちがいない...
吉川英治 「私本太平記」
...地下(ちか)なお奉公(ほうこう)朝見た人も夕べはいず...
吉川英治 「新書太閤記」
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