...下唇をぺろりと嘗(な)めた...
泉鏡花 「海異記」
...十時半だというのに二食分の弁当をぺろりと平げた...
梅崎春生 「八ガ岳に追いかえされる」
...何(ど)うかすると自分でその御馳走をぺろりと食べてしまふ...
薄田泣菫 「茶話」
...途端に曲者の掌(てのひら)が自分の顔をぺろりと撫でたように覚えた...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...恰(あたか)も舌で舐め廻すようにぺろり/\と撫でるのである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...夜ふけてSがひよろりとやつて来た、食べものをあるだけ与へると、ぺろりと食べて、そこらへごろりと寝てしまつた、彼はいぢらしい犬だ、どうも不幸な犬らしい...
種田山頭火 「其中日記」
...真赤(まっか)な舌(した)をぺろりぺろりだしながら...
豊島与志雄 「人形使い」
...ぺろりとこの泥の中へ転がされちゃあ...
直木三十五 「南国太平記」
...皮がぺろりと水蜜桃のようにはげた...
永井隆 「長崎の鐘」
...そうして何か欲しいといっては長い舌を出してぺろりぺろりと自分の鼻を甞めた...
長塚節 「太十と其犬」
...一人になるとぺろりと舌を出して呟(つぶや)いた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...ぺろりと喰べる武助さんの顔を...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...又ぞろそれもぺろりと空にしてしまつたでがすよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...震災でぺろり焼け頽(すた)れた...
本庄陸男 「白い壁」
...ぺろりと舌を出した...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...ぺろりと舌なめずりをして...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ぺろりと舌を出してみせた...
室生犀星 「渚」
...」「〈半分(はんぶん)ぺろり〉...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ネコとネズミのいっしょのくらし」
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