...青く脂(あぶら)の浮いた腹がぺたり...
芥川龍之介 「偸盗」
...大きな出勤簿を机上にひろげハンコを出してぺたりと捺しているところだった...
海野十三 「名士訪問記」
...名人達は部屋の入口(いりくち)にぺたりと坐つたまゝ...
薄田泣菫 「茶話」
...ぺたりと坐ってしまった...
太宰治 「春の盗賊」
...崩れるようにぺたりと坐ってしまいました...
太宰治 「皮膚と心」
...帰途(かえり)には電車で迂廻(まわりみち)して肴町(さかなちょう)の川鉄に寄って鳥をたぺたりして加藤の家へ土産(みやげ)など持って二人俥を連ねて戻って来た...
近松秋江 「うつり香」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...またぺたりと腰を落し...
中里介山 「大菩薩峠」
...それから微笑を含んでその様子を見ていた自分の前に再びぺたりと坐った...
夏目漱石 「行人」
...戸締(とじま)りをして夫の後(あと)から入ってきたお延は寝巻(ねまき)の上へ平生着(ふだんぎ)の羽織を引っかけたままそこへぺたりと坐った...
夏目漱石 「明暗」
...主人は思わず懐から両手を出してぺたりと唐紙(からかみ)の傍(そば)へ尻を片づけてしまった...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ぺたりとこめかみへかぶさるようになでつけてあって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トビアス・ミンデルニッケル」
...ぺたりとそのまゝ机(つくゑ)の前(まへ)に坐(すわ)つてしまつた...
水野仙子 「悔」
...冷たい縁側にぺたりと坐った...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...飲まされちゃったのよ」おかねは火鉢の脇へぺたりと横坐りになり...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...ぺたりとまたすっ込む...
横光利一 「夜の靴」
...ぺたりと舟板に身をつけて寝てしまいました...
吉川英治 「江戸三国志」
...まっさおな面(おもて)をぺたりと...
吉川英治 「神州天馬侠」
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