...またぺしゃんこに潰(つぶ)された家などもあり...
太宰治 「嘘」
...ぺしゃんこに踏みにじられ...
太宰治 「狂言の神」
...ぺしゃんこの[#「そこにある...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...やっと炬燵の上へ這い上ったところを見るとぺしゃんこになって...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...ぺしゃんこに疲れ果ててしまって...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ぺしゃんこに疲れ果てゝしまって...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...ぺしゃんこになった建物の蔭(かげ)からふと...
原民喜 「夏の花」
...あんたの邪魔をする者は皆ぺしゃんこにしてやる...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...スノーの希望をぺしゃんこにしてしまいました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...紳士は左手に持っていたぺしゃんこの手提げ鞄(かばん)とステッキを右手に持ち替えて...
山本周五郎 「季節のない街」
...色鼻緒のぺしゃんこな女下駄をはいていた...
山本周五郎 「花も刀も」
...私のぺしゃんこな汚ない駒下駄の鼻緒がいつのまにかちゃんとスゲ直してあったことと『吉川さん...
吉川英治 「紅梅の客」
...ぺしゃんこになった顔つきで一言もない...
吉川英治 「三国志」
...ぺしゃんこな鼻に皺(しわ)をよせて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ぺしゃんこな板草履をはき...
吉川英治 「随筆 新平家」
...ポマードの罎(びん)を川ん中へぶち込んじゃうから……」髪の毛はぺしゃんこになり...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...あぶら虫Le Cafard鍵穴(かぎあな)のように、黒く、ぺしゃんこだ...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
...蜚虫(あぶらむし)鍵の穴のように、黒く、ぺしゃんこだ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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