例文・使い方一覧でみる「べんたつ」の意味
スポンサーリンク...鞭撻（べんたつ）の労を執つてくれ給へ... 
芥川龍之介 「着物」
...この戒心は刻一刻吾人を鞭撻（べんたつ）して吾人の偉大性を発揚せしめつゝあり...
石川啄木 「閑天地」
...修業のためには甘（あま）んじて苛辣（からつ）な鞭撻（べんたつ）を受けよう怒罵（どば）も打擲（ちょうちゃく）も辞する所にあらずという覚悟（かくご）の上で来たのであったがそれでも長く堪（た）え忍（しの）んだ者は少く大抵は辛抱（しんぼう）出来ずにしまった素人（しろうと）などはひと月と続かなかった...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...看よ看よいかにかの露国がその人民を鞭撻（べんたつ）し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...肉を鞭撻（べんたつ）すれば霊の光輝が増すように感ずる場合さえあったのかも知れません...
夏目漱石 「こころ」
...完全の域に進まなければならんと云う内部の刺激やら外部の鞭撻（べんたつ）があるから...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...与力筆頭笹野新三郎を呼び付けて鞭撻（べんたつ）すると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次はガラツ八を鞭撻（べんたつ）して...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人これを怒つて大に鞭撻（べんたつ）を加へたる上...
正岡子規 「病牀六尺」
...少しも思うまいと男は意志に最後の鞭撻（べんたつ）を加えた...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...此の世は巡礼である」――がひどく予を鞭撻（べんたつ）しまた慰めて呉れた...
山本周五郎 「青べか日記」
...鞭撻（べんたつ）してやまないのである...
吉川英治 「大岡越前」
...讀者諸氏の御支持とべんたつにもしみじみ感じているのでございます...
吉川英治 「折々の記」
...鞭撻（べんたつ）の恩人だな』『ところが...
吉川英治 「篝火の女」
...べんたつしてはくれる...
吉川英治 「随筆 新平家」
...文晁（ぶんちょう）に鞭撻（べんたつ）され...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...師範からなお鞭撻（べんたつ）の訓話があって...
吉川英治 「松のや露八」
...不才のわたくしを鞭撻（べんたつ）してくれた読者諸氏の望外な熱情と声援には...
吉川英治 「宮本武蔵」
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