...まるでへびのようにのぼっていくと...
江戸川乱歩 「赤いカブトムシ」
...へびがウジャウジャいたへやも...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...蛇(へび)はひそみぬ...
薄田淳介 「白羊宮」
...僕の血をまるで蛇(へび)みたいに吸って吸って吸いつくす自尊心もろとも...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...蛇(へび)が逃げるように闇(やみ)の中に姿を隠してしまった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「(かき)の木(き)さ蛇(へび)があがるやうぢや雨(あめ)でもまた降(ふ)らなけりやえゝが...
長塚節 「土」
...「俺(お)ら蛇(へび)は嫌(きれ)えだから」卯平(うへい)は苦(くる)し相(さう)にいつた...
長塚節 「土」
...彼はその時蛇(へび)の頭が偶然東向(ひがしむき)に倒れているのに気がついた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...蛇(へび)の頭だね...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...丁度灌木(かんぼく)の枝にひっかかっている蛇(へび)の透明な皮のように...
堀辰雄 「燃ゆる頬」
...信じられないぜ、ロンドンに住んでる英国人が、ロンドン塔を見てないって」「スリムさん、本当に見てないのですよ」アメリカ人は三個目の卵をむきながら、「ええっ、やぶへびだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...ヘビイチゴとは野原で蛇(へび)の食(く)う苺(いちご)の意だ...
牧野富太郎 「植物知識」
...『蛇(へび)だ!』と鳩(はと)が叫(さけ)びました...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...やや大なるを幣毘(へび)といふ...
南方熊楠 「十二支考」
...所の者一寸坊蛇(いっすんぼうへび)と呼ぶ...
南方熊楠 「十二支考」
...譬へばおやへびの臍を噛みやぶつて自(みづか)ら生れてきたのだと自分の友のいふその蝮の子のやうに...
山村暮鳥 「風は草木にささやいた」
...或蛇(あるへび)が鈴を振る...
與謝野寛 「南洋館」
...烏蛇(からすへび)の弾力に似た一すじの飛繩が...
吉川英治 「江戸三国志」
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