...内田百間氏の作品は多少俳味を交へたれども...
芥川龍之介 「内田百間氏」
...そのほうへたれの心もむかっていました...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「幸福のうわおいぐつ」
...尚わが詩材とするに堪へたれば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...姫は生れながらの官能に養ひ得たる鑒識(かんしき)をさへ具へたれば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...近來大いに衰へたれど...
大町桂月 「房州紀行」
...長門峡二句鯉をよぶとや紅葉ちれとや手をたたく水たたへたればその枝もみづりたれば改作...
種田山頭火 「其中日記」
...墓であつたか水たたへたればおよぐ蟇天龍川をさかのぼる水音けふもひとり旅ゆく山のしづけさは白い花若水君と共に高遠城阯へ...
種田山頭火 「草木塔」
...ペーネレオース斬りさげて落す首(かうべ)は一枚の皮に僅に支へたれ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...わが陣中に豐かなる食を君こそ備へたれ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...嗚呼夕雲のはねのうへたれか「涙の谷」棄てゝ荒鷲翔けり風迷ふ空のあなたに飛行かむ浮世の暗にしられざる光はそこにてるべきに...
土井晩翠 「天地有情」
...その容貌(ようぼう)の特徴往々にして身体付(からだつき)の癖をも交へたれば...
永井荷風 「江戸芸術論」
...和歌の精神こそ衰へたれ形骸は猶保つべし...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...この頃活字にもこの誤字を拵(こしら)へたれば注意あるべし...
正岡子規 「墨汁一滴」
...応(こた)ふるところも応へたれど...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...たとひ圓滿といふ「プレヂカアト」を添へたればとて...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...ポルトガルも今こそ衰へたれ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...その後この堂へたれか立入った者はないか」「きのうもここへ...
吉川英治 「江戸三国志」
...この屋敷はどこだろう」「山田不孤庵(ふこあん)という町医の家でございます」「そこへたれが連れて来た?」「この九兵衛が」「そのお前は床下にいる」「はい...
吉川英治 「江戸三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??