...床の上にへたばるんじゃなくって...
有島武郎 「ドモ又の死」
...……儂あ、へたばるまで、この道てくってこの月眺めるだよ...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...甲板上にへたばるものさえ出てきた...
海野十三 「海底大陸」
...宮里さんが、きいてみると、ロボット先生は一日喋りつづけたので、すっかりへたばってしまったのだそうで、無限精力のはずのロボットが、へたばるなんて、面白いなと大笑いをしたことであった...
海野十三 「人造物語」
...へたばるようなことはないよ」と云った...
海野十三 「深夜の市長」
...へたばるみたいに蒲団の上に坐り込んだ...
高見順 「如何なる星の下に」
...だめな奴はへたばるし...
太宰治 「正義と微笑」
...聞いている一同は今度ばかりはへたばることも忘れて博士の顔を瞶(みつ)めていた...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...めったにへたばるようなやつじゃない...
フョードル・ドストエフスキー 神西清訳 「百姓マレイ」
...白い糞は岩の上にへたばるとも...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...へたばることなく...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...誰がへたばるものか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...じっさい肉体はしばしばへたばるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...結局はこちらのへたばるのがおちであった...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...よ」と戸口の外で重吉がへたばる...
山本周五郎 「ちゃん」
...」「もうお前、へたばるが...
横光利一 「南北」
...へたばるものか」その日の半日だけでも...
吉川英治 「新書太閤記」
...ここでへたばるような弱い意力や体力であるとすれば...
吉川英治 「宮本武蔵」
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