例文・使い方一覧でみる「へさき」の意味
スポンサーリンク...舳（へさき）の、旗をたてる竿（さお）が立っているが、その下が、甲板よりも、ずっと高くなって、台のようになっている、がその上にポチは、変なかっこうで、海上へむかってほえていた... 
海野十三 「恐竜島」
...船の舳（へさき）を噛（か）む白いしぶきが...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...へさきには美しいローマ字で「カモメマル」としるしてありました...
江戸川乱歩 「大金塊」
...舳（へさき）が左になってたり右になってたりするんで区別するのかもしれない」などと言って...
高見順 「如何なる星の下に」
...心地（ここち）よく連れて来てやつたのに』隣の老人が舳先（へさき）の方に行つた跡で...
田山花袋 「朝」
...舳（へさき）は海を劈（さ）いて白波（はくは）高く両舷にわきぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...へさきをたかく空中につきだし...
豊島与志雄 「スミトラ物語」
...鹿島へ行く舟のへさきを即座に変えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...舳（へさき）へ行って見たら...
夏目漱石 「夢十夜」
...親船の舳（へさき）に立って...
火野葦平 「花と龍」
...『最上』の舳（へさき）から五十米ばかり前へ落ちこんだ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...舳（へさき）に白く波をけり...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...舳（へさき）を上流と下流に向けてふたたび客を乗せた...
室生犀星 「津の国人」
...その軍艦の舳（へさき）のようにニューと突き出ている顎が背後から見てもよくわかる...
夢野久作 「暗黒公使」
...夜は舳先（へさき）に見る月の清らなること昨日（きのふ）に異らず候（さふらふ）...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...そこから舳（へさき）を曲げて幅の狭い神田川の中へすべり込んで行く...
吉川英治 「江戸三国志」
...舳々（へさきへさき）の...
吉川英治 「新書太閤記」
...舳（へさき）をザッと芦（あし）へ突っ込むと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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