...そうして私のさなきだに細く弱っていた詩の生命を完全にぷつっと絶ってしまった事にはたぶんお気附きなさる事もなく...
太宰治 「男女同権」
...ぷつっととぎれたチビの話は...
豊島与志雄 「白い朝」
...与平はぷつっとして子供からそっぽを向いた...
林芙美子 「河沙魚」
...ぷつっときってしまうのよ...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...」とタネリが云(い)いましたらおっかさんは太い縫糸(ぬいいと)を歯(は)でぷつっと切ってそのきれはしをぺっと吐(は)いて云いました...
宮沢賢治 「サガレンと八月」
...ぷつっと切断されたおんなへの感応がなくなり...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...お光のやつが」福田くんの言葉はそこでぷつっと切れた...
山本周五郎 「季節のない街」
...ぷつっと母を呼ばなくなった...
山本周五郎 「つばくろ」
...大助はぷつっと母の名を口にしなくなった...
山本周五郎 「つばくろ」
...あなたにはお稽古もだいじではあろうけれどね……」そこまで云いかけてぷつっと言葉を切った...
山本周五郎 「日本婦道記」
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