...矢庭にぶるぶるぶるんと顔を左右に猛烈に振つた...
芥川多加志 「四人」
...小鳥のようにぶるぶると震えて...
有島武郎 「或る女」
...口びるばかりがかすかに開いてぶるぶると震えた...
有島武郎 「或る女」
...ぶるぶるふるえながら...
有島武郎 「火事とポチ」
...お君(きみ)の肩はぶるぶると動いた...
泉鏡花 「縁結び」
...ぶるぶる身体をふるわせた...
海野十三 「恐竜島」
...この押し黙った形像に対しては脚がぶるぶる顫えたほど恐ろしかった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...「わたくしは寡婦(ごけ)になって三年になります」女はぶるぶると身を震わすようにしながら...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...蒼空の類ない純潔! 地平線上にぶるぶる顫へながら...
ボードレール 富永太郎訳 「芸術家の告白祈祷」
...彼はぶるぶると震えた...
豊島与志雄 「古井戸」
...ぶるぶる顫えながら...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...文三また慄然(ぶるぶる)と震えてまた蒼ざめて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...生憎(あいにく)手先がぶるぶると震えやがる...
二葉亭四迷 「平凡」
...ぶるぶる震えたり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「何だこの紙は……」私は憤激の余り手先がぶるぶる震えるのを...
夢野久作 「暗黒公使」
...彼はやがて不意にぶるぶると全身を顫(ふる)わして後退(あとじさ)りしたが又...
夢野久作 「暗黒公使」
...胡正はぶるぶる慄(ふる)えながら筆を持った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ぶるぶる手も脚もふるわしていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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