...ぶるぶるふるえだしました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...ぶるぶるふるえて...
海野十三 「怪塔王」
...そこには博士が白い髭をぶるぶるふるわせ...
海野十三 「火星兵団」
...ぶるぶると体をふるわせた...
海野十三 「太平洋魔城」
...ぶるぶるんと震(ふる)えたようである...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...気味がわるいじゃないかねえ」お紋はぶるぶる慄(ふる)えていた...
海野十三 「什器破壊業事件」
...真つ直に衝(つ)つ立(た)つてぶるぶる顫(ふる)へて居た...
薄田泣菫 「茶話」
...瘧(おこり)でぶるぶる震え...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...火鉢のそばに寝ていた猫が起きあがって一度垂直に伸び上がってぶるぶると身振いをする...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...にっこり笑って眼で殺す」「ぶるぶるっ...
直木三十五 「南国太平記」
...頬(ほお)がぶるぶるゆすぶれる...
林芙美子 「田舎がえり」
...柴又へ行つたの云ひ出したの貴方よ」田部はまた膝をぶるぶるとせつかちにゆすぶつた...
林芙美子 「晩菊」
...雷のように鳴りはためいている中へ――船はぶるぶるふるえている...
久生十蘭 「南極記」
...童子さまの脳(のう)はもうすっかり疲(つか)れて、白い網(あみ)のようになって、ぶるぶるゆれ、その中に赤い大きな三日月(みかづき)が浮(う)かんだり、そのへん一杯(いっぱい)にぜんまいの芽(め)のようなものが見えたり、また四角な変(へん)に柔(やわ)らかな白いものが、だんだん拡(ひろ)がって恐(おそ)ろしい大きな箱(はこ)になったりするのでございました...
宮沢賢治 「雁の童子」
...おけらがぶるぶると...
室生犀星 「蛾」
...絶えずぶるぶると躯をふるわせていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そうして手足をぶるぶると震わせながら...
夢野久作 「白髪小僧」
...今にも声をあげて泣くかのように顔の筋をぶるぶると吊った...
吉川英治 「旗岡巡査」
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