...ぶるぶると身ぶるいしながらも...
海野十三 「太平洋魔城」
...博士は今何処に――」といいかけて帆村は突然電撃を受けたようにぶるぶると慄(ふる)えた...
海野十三 「断層顔」
...その手がまたぶるぶると震るえて...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「あの顔」
...急にぶるぶると身体を顫(ふる)わして...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...ぶるぶる煮えたぎって落ちている...
太宰治 「東京八景」
...ぶるぶる顫(ふる)えていた...
徳田秋声 「足迹」
...彼は心も顛倒(てんとう)したようにぶるぶる震えていた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ぶるぶると身体が震えた……とまでは覚えていたが...
豊島与志雄 「月明」
...見ているとその表面が細かくぶるぶると振動することによってよく分る...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...ぶるぶる顫(ふる)える様に思われた...
夏目漱石 「それから」
...見ると珊瑚(さんご)のような唇(くちびる)が電気でも懸(か)けたかと思われるまでにぶるぶると顫(ふる)えている...
夏目漱石 「倫敦塔」
......
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...すると鯉は一升徳利の中へぶるぶるっと引きずり込まれちゃって...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...これが来たとき、幽霊が、あの世から郵便を寄越したのかと、正直、わたしゃ、ぶるぶる、ふるえましたばい...
火野葦平 「花と龍」
...慄然(ぶるぶる)とばかり震えている...
二葉亭四迷 「浮雲」
...彼女は閾(しきい)のところでぶるぶる震えながら...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...杉本はぶるぶる身体がふるえてきた...
本庄陸男 「白い壁」
...そうしてそれと一緒に手足をぶるぶると震わせながら...
夢野久作 「白髪小僧」
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