...海水帽の上へ頬(ほお)かぶりをしながら...
芥川龍之介 「海のほとり」
...夜久しぶりで頭の仕事をした...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...可笑(をか)しさうに首(かぶり)を振つた...
薄田泣菫 「茶話」
...時々水がだぶりと動く...
太宰治 「黄村先生言行録」
...三年ぶりに見る、ふるさとの山川が、骨身に徹する思ひであつた...
太宰治 「火の鳥」
...この老婆のあやしいそぶりに気がつかなかったのだろうか? と...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...久しぶりに健康な外気を呼吸する...
谷崎潤一郎 「鍵」
...揺籃(つづら)に入れられた小さい弟がおしゃぶりを舐(しゃぶ)って...
徳田秋声 「爛」
...「僕は暫くぶりで銭湯にはいってみたんだが……貧乏でも僕のうちには湯殿があるものだからね……...
豊島与志雄 「或る素描」
...意外なかいかぶりをされるものがあるものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...孝太郎は火をたいてその紙をあぶりました...
槇村浩 「孝太郎と悪太郎」
...姉さまかぶりしている手拭を取って...
三好十郎 「おりき」
...深い眠りから呼びさますように彼をゆすぶり動かして...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...大さんの燕だかだだ」良人(おっと)の軽い口ぶりを聞いて...
山本周五郎 「つばくろ」
...小人の小人ぶりに...
吉川英治 「三国志」
...佐分利五郎次(さぶりごろうじ)は陣刀せんせんと斬(き)りつけてくる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...江戸詰は江戸詰で事をやぶり...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...藤村の書いたものは思わせぶりに感じられたかもしれぬが...
和辻哲郎 「藤村の個性」
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