...金沢にゐる室生犀星!又ぶらぶら歩きはじめる...
芥川龍之介 「春の日のさした往来をぶらぶら一人歩いてゐる」
...好い加減にぶらぶら歩き出した...
芥川龍之介 「路上」
...そのうち彼等もぶらぶら歩き出しておのおのの家に帰った...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...もし接合できたとしても何の目的で獏と鸚鵡とを接合させるのだろう」「目的だって? それは密書事件の状況から推して考え出せないこともなかろうと思うんだが……」「そうだ」と帆村はいきなり椅子から立って部屋をぶらぶら歩きだした...
海野十三 「獏鸚」
...無関心を通り越して呆心気分でぶらぶら歩きまはる...
種田山頭火 「行乞記」
...夜間にぶらぶら歩きって海の方を眺めることが盛んに行われた★...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...銀座通りをぶらぶら歩き...
寺田寅彦 「障子の落書」
...帰り道に精養軒(せいようけん)前をぶらぶら歩きながら...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...彼奴(かやつ)は家の中をぶらぶら歩き廻って...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...廊下をぶらぶら歩きはじめた...
徳田秋声 「仮装人物」
...二人はぶらぶら歩きながら...
徳田秋声 「縮図」
...散歩のようなぶらぶら歩きだった...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...ぶらぶら歩きながら待っていた...
豊島与志雄 「白日夢」
...その日その日を送るになりたけ世間へ顔を出さず金を使わず相手を要せず自分一人で勝手に呑気(のんき)にくらす方法をと色々考案した結果の一ツが市中のぶらぶら歩きとなったのである...
永井荷風 「日和下駄」
...自分の村の往還(おうかん)をぶらぶら歩きまわりながら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...立ち上って予の腕にもたれて部屋じゅうをぶらぶら歩き廻りながら...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...その午後も僕はその通りをぶらぶら歩きながら...
堀辰雄 「春淺き日に」
...何処か古京のあとでもぶらぶら歩きながら...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
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