...びしょびしょぶよぶよと濡れて出た...
泉鏡花 「絵本の春」
...ぶよぶよと転げやあがって...
泉鏡花 「海異記」
...皮膚が豆腐みたいにぶよぶよと白かった...
梅崎春生 「黄色い日日」
...銀杏の実がぶよぶよと落ちてつぶれて...
梅崎春生 「風宴」
...ぶよぶよとつけているのに...
高見順 「如何なる星の下に」
...ごつごつとぶよぶよと無限につづくものが湾口の島島につきあたる...
峠三吉 「原爆詩集」
...脂肪がたまってぶよぶよと肥るかして...
豊島与志雄 「悪夢」
...ここの患者はみょうな親和力を持っているので、あなたもへんな魅力にひっかからないように十分にご注意ねがいますよ」とそんな事をいっているところへ、罐から出たてのアスパラガスのような、ぶよぶよと白い、見るからに看護婦じみた二十五、六の女が入ってきて椅子にかけました...
久生十蘭 「ハムレット」
...芋はこの赤ん坊の肚の中に忍んでゐると思つて肚をぶよぶよと押して見たりする...
北條民雄 「白痴」
...ずんどの足がぶよぶよと波を打ちさうに見えた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...だだっ広い家の踏めばぶよぶよと海のように思われる室々(へやへや)の畳の上に蛞蝓(なめくじ)の落ちて匍(は)うようなことも多かった...
水上滝太郎 「山の手の子」
...その上ぶよぶよと肥大した体つきであった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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