...ぶつりとも言わず...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...されば仏力(ぶつりき)の奇特(きどく)を見て...
芥川龍之介 「邪宗門」
...栗色の癖のない髪をアメリカ印度人のように真中から分けて耳の下でぶつりと切ったファニーの眼はまだ堅かった...
有島武郎 「フランセスの顔」
...讀者(どくしや)は化學(かがく)又(また)は物理學(ぶつりがく)の實驗(じつけん)に於(おい)て...
今村明恒 「火山の話」
...医学(いがく)や物理(ぶつり)の本(ほん)をみたことはありますが...
高山毅 「福沢諭吉」
...「諸学須知(しょがくしゅち)」「物理階梯(ぶつりかいてい)」などが科学への最初の興味を注入してくれた...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...それから……腰部でぶつりと切れていた...
豊島与志雄 「丘の上」
...」ぶつりと云い切って音吉は父の顔をじっと見た...
豊島与志雄 「土地」
...政美の初(はじめ)て『斎人物略画式(けいさいじんぶつりゃくがしき)』を出(いだ)せしは寛政(かんせい)七年にして『北斎漫画』初篇梓行(しこう)に先(さきん)ずること正に二十年なり(寛政七年北斎は菱川宗理(ひしかわそうり)と称し多く摺物を描けり)...
永井荷風 「江戸芸術論」
...然(しか)し彼(かれ)は重量(ぢうりやう)ある唐鍬(たうぐは)を振(ふ)り翳(かざ)して一鍬(くは)毎(ごと)にぶつりと土(つち)をとつては後(うしろ)へそつと投(な)げつゝ進(すゝ)む...
長塚節 「土」
...勘次(かんじ)はそれを聞(き)いた瞬間(しゆんかん)肩(かた)の唐鍬(たうぐは)を轉(ころ)がしてぶつりと土(つち)を打(う)つた...
長塚節 「土」
...ぶつりと切れている...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...あやしげな抑揚をつける女の声がぶつりと消えると...
本庄陸男 「石狩川」
...僧たちの善行によって仏力(ぶつりき)でこの人が寺へつかわされたもののように思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...押さえてぶつりと潰したり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...」とぶつりという...
横光利一 「夜の靴」
...ぶつりとしたまま誰も話そうともしなければ...
横光利一 「旅愁」
...自分の髻(もとどり)をぶつりと切り落し...
吉川英治 「三国志」
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