...右手の爪を血の出るほど深くぶつりぶつりと噛みながら少し歩いては立ち停り...
有島武郎 「星座」
...當時(とうじ)東京帝國大學(とうきようていこくだいがく)理學部(りがくぶ)に於(お)ける機械工學(きかいこうがく)及(およ)び物理學(ぶつりがく)の教授(きようじゆ)であつたユーイング博士(はかせ)(現今(げんこん)エヂンバラ大學(だいがく)總長(そうちよう))は水平振子地震計(すいへいしんしぢしんけい)の發明(はつめい)を公(おほやけ)にし...
今村明恒 「地震の話」
...物理學(ぶつりがく)等(とう)の應用(おうよう)によつて...
今村明恒 「地震の話」
...物理学(ぶつりがく)にうつったんだ...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...今度はビルディングの避雷針で博士の膝頭のところからぶつりと切れてしまった...
海野十三 「空気男」
...まさか仏籬(ぶつり)祖室の扉の奥にはいろうとは...
太宰治 「春の盗賊」
...それから……腰部でぶつりと切れていた...
豊島与志雄 「丘の上」
...ぶつりと断ち切られている...
豊島与志雄 「慾」
...政美の初(はじめ)て『斎人物略画式(けいさいじんぶつりゃくがしき)』を出(いだ)せしは寛政(かんせい)七年にして『北斎漫画』初篇梓行(しこう)に先(さきん)ずること正に二十年なり(寛政七年北斎は菱川宗理(ひしかわそうり)と称し多く摺物を描けり)...
永井荷風 「江戸芸術論」
...勘次(かんじ)はそれを聞(き)いた瞬間(しゆんかん)肩(かた)の唐鍬(たうぐは)を轉(ころ)がしてぶつりと土(つち)を打(う)つた...
長塚節 「土」
...あやしげな抑揚をつける女の声がぶつりと消えると...
本庄陸男 「石狩川」
...源氏の恋を仏力(ぶつりき)で止めようと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...僧たちの善行によって仏力(ぶつりき)でこの人が寺へつかわされたもののように思って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...押さえてぶつりと潰したり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ぶつりとしたまま誰も話そうともしなければ...
横光利一 「旅愁」
...ぶつりと背後の紐は断ち切れて...
横光利一 「旅愁」
...自分の髻(もとどり)をぶつりと切り落し...
吉川英治 「三国志」
...ぶつりと黙りこんでしまう...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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